イタイさんの記事から
関東地方更生保護委員会 御中
2011年7月7日
小林卓之さんの一日も早い仮釈放を求める要請書
受刑者の
一日も早い社会復帰にむけた活動に尽力されている
貴委員会にたいして敬意を表します。
現在
静岡刑務所に収監されている小林卓之氏について次のような要請を致します。
小林卓之さんは、まったく身に覚えのない痴漢事件の犯人とされ、
5年間にわたって無実を叫び続け、
裁判をたたかってきましたが、
昨年7月に最高裁判所で上告棄却の決定を受けました。
これによって、
小林さんは、1年10ヵ月の実刑が確定しました。
そして東京高等検察庁は、
昨年10月に刑の執行のため
>難病の膠原病全身強皮症と2年前におきた
脳梗塞の後遺症が残る小林さんを収監しました。

現在、
小林さんは、静岡刑務所に服役し、8ヵ月が過ぎました。
小林さんを支援する人々や家族、
主治医、font>
弁護団など多くの人たちの要請と静岡刑務所の尽力によって、
最低限の薬の服用や刑務所生活は送れていますが、
難病の進行状況も掌握や専門的な治療はまだ受けることができていません。
収監前の主治医の診断でも「加療が必須な状態であり、
これを中断すれば生命を保つことのできない虞がある」と述べています。
私たちは、
これまで、法務大臣、東京高等検察庁に対して、
人権上人道上からも小林さんの刑の執行停止を求めてきました
同時に、小林さんは、
本年6月をもって刑法28条の
「刑期の三分の一を経過した後、仮に釈放することができる」
との要件を満たすことからも、貴委員会の決定によって
静岡刑務所から仮釈放され、
難病の適切な治療、
脳梗塞の後遺症のリハビリと再発防止の治療ができるように
要請するものです。

仮釈放の制度は、
受刑者の社会復帰を促進するために、
更生が認められる場合に適用される制度だと認識しています。
小林さんは、
30数年間、子供たちの教育に尽くし、
奥さんとともに二人の子供さんを立派に育てた父親です。
難病のため早期退職し
穏やかな老後を過ごそうと思って通った仏教講座の帰りの電車で
痴漢の犯人にされてしまったのです。
小林さんに「再犯のおそれ」などあり得るはずもなく、
家族の受け入れ体制も万全です。
奥さんも5年間にわたる裁判の心労で難病を患い、
一日も早い小林さんの帰りを待ちわびています。
そして、もっとも重要なことは、
小林さんの難病の進行を食止め、
脳梗塞の再発を防ぐためにも早期の仮釈放が必要なことです。
小林さんは
今年2月14日に誤った裁判を正すため再審を申し立てました。
小林さんは辛く苦しいたたかいを続けるわけを、
収監される前のテレビインタビューに、
「教え子たちにウソはつかないようにと教えた自分が、
どんなに困難でも、
どんなく辛くとも、やっていないものはやっていないと言うのは
当たり前のことです」と答えていました。
仮釈放できる要件は十二分に満たしています。
小林さんの早期の仮釈放の決定をされることを心から要請いたします。

この暑さのなかです。
とても心配です・・・・