『 記 念 日 』
1967年10月10日
夜風に金木犀は香って
初めての手錠は冷たかった
1967年10月15日
人をだました心が自分をも裏切って
嘘の自白をした1970年10月 6日
嘘が真実に変わった
人殺しの犯人だと裁判官が言った
1973年12月20日
寒い季節よりも冷たい言葉で
裁判官が誤りを重ねた
1977年 3月20日
母が逝った
それでも春風が吹いた
1978年 7月 3日
看守の鋭い足音が
最高裁判所の決定を運んできた
刑務所生活が始まった
1983年12月23日
再審請求書を提出した父が
一度で認めてほしいと言った1987年 3月31日
年度末の整理だった
棄却決定があった
1988年 2月22日
冬の続きのような言葉が
またも棄却を言った
1992年 2月11日
父が逝った
オヤジのバカヤローとつぶやき続けた
1992年 9月 9日
25年間の無実の叫びが
たった176文字で退けられた20歳の秋に始まった記念日
オレの記念日は まだ続く
桜井昌司 ( 1992. 9 )
こんどこそ「無罪」を勝ち取る為に考えました
皆で力を合わせようと・・・。
http://www.fureai.or.jp/~takuo/images/fnews03.pdf