近衛文麿
昭和の暗い時代に3回も首相になった人物。
祖は、中大兄皇子とともに大化の改新を推進した功臣中臣鎌足。
中臣鎌足は死す直前、中大兄皇子改め天智天皇より「藤原」の姓を授かる。
中臣嫡流にありながら、ただ一人の藤原姓を名乗り藤の繁栄は築かれていく。
藤の末裔は「南家」「北家」「式家」「京家」に別れ、
さらに興隆を極めた「北家」から後に五摂家と呼ばれる、
「近衛」「鷹司」「二条」「一条」「九条」へ。
時代は江戸から明治へと遷り、旧五摂家筆頭、近衛公爵家に生まれた
文麿は、学習院、一高、京大へと進む。
木戸孝允の孫、内大臣、木戸幸一や戦時中の首相、東条英機など
昭和天皇を取り巻く側近との太平洋戦争開戦までのギリギリまでの
攻防を描く。本当に戦争は回避できなかったのか。
天皇家に一番近い親戚、近衛家で昭和天皇と文麿の間だけに許される
細々とした描写は息をのむ本編にあって、ほほえましささえ感じる。
近衛文麿は果たして後世に軟弱と呼ばれるほどに優柔不断であったかどうか。
果敢に不戦に挑んだ結果、戦犯として巣鴨に連行される前に
青酸カリ自殺を遂げた元宰相の生涯とは。
ふつう、戦争といえば学徒動員、特攻、玉砕、空襲、原爆、
国内は国民の塗炭の苦しみ満ちあふれ・・・といった描写を
想像するが、大日本帝国の首脳陣の血なまぐささ以外の
苦しみや葛藤が新鮮だった。
内閣が成立するのに陸軍大臣、海軍大臣が必要で
陸軍部が陸軍大臣を出さなければ内閣が成立しないという、
現在のシビリアンコントロールでは考えられない世界。
最後の元老、西園寺公望による首班指名をはじめとした
政治的調整が、ビジネス上でも多々必要となってくる。
どんな企業でも、そういった政治的バランス感覚は必要で
自分の企画を通したいと思ったとき理不尽だと感じる前に
そういった調整ごとができなければならないと痛感。
祖は、中大兄皇子とともに大化の改新を推進した功臣中臣鎌足。
中臣鎌足は死す直前、中大兄皇子改め天智天皇より「藤原」の姓を授かる。
中臣嫡流にありながら、ただ一人の藤原姓を名乗り藤の繁栄は築かれていく。
藤の末裔は「南家」「北家」「式家」「京家」に別れ、
さらに興隆を極めた「北家」から後に五摂家と呼ばれる、
「近衛」「鷹司」「二条」「一条」「九条」へ。
時代は江戸から明治へと遷り、旧五摂家筆頭、近衛公爵家に生まれた
文麿は、学習院、一高、京大へと進む。
木戸孝允の孫、内大臣、木戸幸一や戦時中の首相、東条英機など
昭和天皇を取り巻く側近との太平洋戦争開戦までのギリギリまでの
攻防を描く。本当に戦争は回避できなかったのか。
天皇家に一番近い親戚、近衛家で昭和天皇と文麿の間だけに許される
細々とした描写は息をのむ本編にあって、ほほえましささえ感じる。
近衛文麿は果たして後世に軟弱と呼ばれるほどに優柔不断であったかどうか。
果敢に不戦に挑んだ結果、戦犯として巣鴨に連行される前に
青酸カリ自殺を遂げた元宰相の生涯とは。
ふつう、戦争といえば学徒動員、特攻、玉砕、空襲、原爆、
国内は国民の塗炭の苦しみ満ちあふれ・・・といった描写を
想像するが、大日本帝国の首脳陣の血なまぐささ以外の
苦しみや葛藤が新鮮だった。
内閣が成立するのに陸軍大臣、海軍大臣が必要で
陸軍部が陸軍大臣を出さなければ内閣が成立しないという、
現在のシビリアンコントロールでは考えられない世界。
最後の元老、西園寺公望による首班指名をはじめとした
政治的調整が、ビジネス上でも多々必要となってくる。
どんな企業でも、そういった政治的バランス感覚は必要で
自分の企画を通したいと思ったとき理不尽だと感じる前に
そういった調整ごとができなければならないと痛感。
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