(PM8:09)
PM6:36頃、
昼の部を見終えた中年のハロプロファン男女は、
研修生のパンフレット広げて話したのは最初のうち。
機械に刺さったタバコを吸いながら、
普段の飲みの雰囲気か。
アイドル観覧及び応援は、
この世代には趣味みたいになっているのか。
わかる気がする。
50過ぎの既婚男性がスマホにヘッドホンを差し込み、
ゲームに興じている。
パズルゲーム上海のBGMが聞き応えのあるとは思えんが。
昨日は朝から変だった。
声出ちゃうというセリフ入りの豪快な喘ぎ声で、
午前10時に目が覚めた。
表からは近所のおばちゃんの世間話も聞こえるのに、
精が出ることだ。
夕立と雷に襲われた中野五丁目は、
その後も雨が降ったり止んだり強まったりを繰り返した。
そんな中、
夜の部を見終えたハロプロファン中年女性4人組がご来店。
様々なファン層を見るにつけ、もはや文化。
中年世代の経済活動が偏り気味かと心配する。
(自分も含めて)
土曜にしては早く客がひけて、
のんびり店内の後始末していると、
女子トイレのゴミ箱にパンスト発見。
雨で汚れたか雷でデンセンしたのか。
アルバイトの女の子達が閉店近く、
こっち見てニタニタしてたのは、
これの布石だったか。
やれやれと帰宅して、
ビールを買うため西友の駐車場に入ると、
ピンクのワンピースから白い脚をニョキッと出した人が
自転車と一緒に駐輪場にいた。
スクーター置き場にバイクを置いて、
店に入るのに駐輪場の横を通って気づいた。
ピンクのワンピースはレース状で、
小柄で寸胴なボディーには黒い下着が透けて見えていた。
髪は長く、金と銀の間くらいに染まっていて、
生乾きのように不揃いに纏まっている。
その後ろ姿だけで不気味な予感しかしなかったので、
そそくさと西友に入った。
おつとめ品の鯛の刺身を買おうか迷っていると、
来店メロディーが店内に流れるや否や、
パタパタとスリッパを鳴らしてピンク色が入って来たのだ。
瞬く間に俺を抜き去り、
一目散に酒類コーナーへ向かい、
ボタンで店員を呼びレジを済ませ、
あっという間に出て行ってしまった。
俺は鮮魚コーナーに立ち止まったまま、
静かな店内に響く音だけから想像して様子を書いたが、
前からの姿を見ることなく済んだのは、
祟りや呪いを避けられた気分だった。
こうして、サタデーナイトは更けていった。
(PM3:45)
どんより曇り空。
どうやら大気不安定。
(メモ)
売:240,000
夜:親子丼、カツオ切れ端、串カツ
酒:スーパードライ2,500cc
肴:笹かま、ちくわ、チーズ、あたりめ、
せんべい、コールスロー、サラダチキン