タナゴ釣り

タナゴ釣りは江戸時代の武士のたしなみだったという。
コイ科のとっても小さい魚の代表みたいな扱いで小さくて繊細なところが醍醐味とはなんとも日本人のわびさびが感じられる。

行きつけのとしまえんフィッシングエリア(TFA)でタナゴ釣りを始めたと聞いて挑戦してみた。
道具は細くて短ーい竿に髪の毛くらいの細ーいラインにちっこーい浮きがついている。とにかく桁外れにすべてが小さい。針は売っているもので一番小さそう。

ラインに付いている白い球はラインの僅かな動きを見る為のもの。棒が横向きについているがタナゴが針に触れると棒がぴくっと横にねじれる動きをする。
仕掛けの値段はピンキリだがこの仕掛けに関しては３０００円もするらしい！糸を絡めてしまったら一巻の終わり。釣り具の値段って、、、、安いものは数百円からあるので安心してほしい。

エサにはグルテンを使う。恐らく強力粉がベースなんだろうがメーカー独自の配合がしてあるようだ。グルテンを水で練ったものを針の先でちょんと１ミリほど引っ掛けて池に垂らす。
なんでコイは小麦粉を食うんだ？ちなみにクロダイはコーンを食べる。水中にはそんなもの無いはずなのに不思議だ。


難しい釣りと言うがこのときはバンバン釣れた。


タイリクバラタナゴ目追加！


水面直下の浮きにコイがアタックしてくる。お呼びでないのよ。


けど釣れた。コイ。


タナゴタナゴタナゴ（すべてタイリクバラタナゴ）


指先に付いてる白いものがエサのグルテン。


なかなかのビッグサイズタナゴ。


短い時間で結構釣れてとても楽しかった。アタリは目で見るしかなくてがつんと手に伝わる感触は皆無。針にかかった時にタナゴが暴れる感触は竿が細いだけにスリリングでつい釣りに熱中してしまった。釣れたときは大喜びしてしまう。釣りの楽しさと魚の大きさは改めて関係ないと感じた。


「金魚はもう釣りました？」と支配人のリュウヤ君が声をかけてくれた。「まだ釣ってない！」「裏のプールに飼育している金魚いますよ。同じ仕掛けで釣れるんでやってみたらどうですか」と目追加にいつも協力してくれて感謝！

すぐに釣れた。

金魚！目追加！

ということでこの日は
タイリクバラタナゴ
キンギョ
の２目の追加に成功。

合計１１３目で残り８７目！



一段落して支配人のリュウヤ君と話をしていると淡水魚の目追加に協力してくれると言ってまだ釣っていない釣れそうな魚達をリストアップしてくれた。

こいつらを全部釣ることが出来れば一気に２００目に近づく。頼りにしてるぜ、リュウヤ君！


そんなリュウヤ君は数日前にTFAの支配人を転勤になり新たな職場へ移動となった。埼玉県の飯能市にある宮沢湖を管理する為に。宮沢湖での新たな魚との出会いに期待したい。まずはヘラブナかな。新管理人さん、よろしくね！