1月の間は寒くてなかなか釣りに行けないので道具のメンテをしてみようと思い立った。
リールって調子が悪くなるとメーカーにオーバーホールに出すのだがこれが結構バカにならない工賃がかかってしまう。以前修理に出した事がある。新品で約3万円のリールが壊れて修理に出して修理代が1万6千円かかる、そんな感じ。2万円弱も出せばそこそこ性能のいい新品のリールが買えるのに。自分でやればその分儲かったみたいなもんだ!

精密機械であるリールの分解経験はない
勝手に分解するとメーカー保証が受けられなくなる。もう切れてるからいい。
組み立てられなくなるのが怖いけどそれ以上に面白そう。気をつけながらやれば何とかなるだろ!

今回は昔手に入れたカルカッタコンクエストの分解清掃に挑戦。
ブラックバスで使う目的のリールを海で使ってたからかハンドルのつまみが固くなって回らなくなったのが我慢ならなくて分解を決意。この際汚れも徹底的に落とすぞ。



ハンドルを外すといきなりバネやら固着した塩みたいなのやドロドロが飛び出してパンドラの箱を開けてしまった感が漂う。ここでやめるわけにはいかない。
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ハンドルのつまみを分解して中のベアリングをパーツクリーナーに漬けてぐりぐり回して汚れを取る。オイルにつけるとシャーーーーっと回るじゃありませんか!ハンドルは新品同様に復活!ここでやめても良かったんだけどもう後戻りできないテンションになっていたので更に分解した。

塩汚れかな?細かいパーツの順番を写真で記録する。
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ケースのネジを外して中を開けると、、、

イェーイ!ドロドロ。ドラグディスクとメインギアを外したところ。
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このくらい汚れてないと掃除する甲斐がないってもんさ。グリスが汚れてるのでバラバラにしてはパーツクリーナーで掃除。

ベアリングも大小いろんなサイズがいたるところに配置されている。このベアリングはもう錆びてダメ。交換する。
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ちなみにこの黒いシャフトみたいなパーツは金属製と思いきや樹脂製パーツでパーツクリーナーにつけ込んだら割れた。勉強代。

塩で固着してしまってダメになったパーツ、壊してしまって交換するパーツ、新品に交換するベアリングなどを注文して揃ったところで組み立てる。新しいオイル、グリス、ドラグ用の専用グリスなどもやり直してどんどん作業が進む。一番楽しいところ。
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ピッカピカだぜ!


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今回交換した痛んだパーツ。全部交換しても2000円くらいだった。

無事に組み上がり回してみるとあら快適な回転。こんなに軽いフィーリングだったっけ?ついくるくる回してしまう。とりあえず一生分のドラググリスが手元にあるのでいつでもオーバーホールできるな。
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早くこれを使って釣りがしたい。

今回のオーバーホールは大成功!数回やって慣れたら怖くなくなると思う。
今度はスピニングリールに挑戦してみよ。



凄く小さい頃に時計を分解して組めなくなったことを思い出した。今なら出来るだろうか。