「炭素取引大国を目指すのであります!!」
みなさんもご存知のように今世界中で、地球温暖化の危険が叫ばれております。日本国で決められた先の京都議定書では、それぞれの国に削減目標値を設定しているようですが、日本はその削減目標量に期日までに達することはできないというのが、大筋の見方のようです。
なんと情けないことでしょう。我が大四国共和国をないがしろにするからこういうことになるのです。
そう、大四国共和国の誕生のためには、この二酸化炭素が重要な意味を持つのです。
四国は、主要な産業がないようなことをこれまで言われてきましたが、これからは違うわけです。二酸化炭素を売り物にするのです。
「空気が金になるのか?」という質問もされそうですが、なるのです。その名も「炭素クレジット」と言います。
我々は生きている限り二酸化炭素を放出します。呼吸をすれば二酸化炭素を出しますし、車で動けばここでも二酸化炭素を排出します。要するに、活動には二酸化炭素がつきものなわけです。
そしてこの二酸化炭素をなるべく削減するために企業は省エネに力を入れたり、環境技術に投資をしたりするわけです。
そして沢山二酸化炭素を減らせた所は、二酸化炭素マイナス何十トン、という炭素クレジットを得るわけです。そして、削減の旨くいかなかった、企業や国にこの「二酸化炭素マイナス何十トン」を商品として売ることができるのです。
そこで、「大四国共和国」では、この二酸化炭素の削減、吸収で経済を潤そうと考えるのであります。ただ「削減」に関しては、高い科学技術力と、先行投資が必要そうなので、少し辛いかもしれません。
ならばっ、四国の特徴を生かせばいいのです。そう自然!!!
植林による林業の回復を試みるのです。
これまで日本産の木材の市場は、恵まれていたとは言いがたいでしょう。しかし、これを「二酸化炭素を吸収している」炭素クレジットとして考えれば、木材の値段+炭素クレジットとなるわけです。
そうあの雄大かつ広大な四国山脈には、文字通り金のなる木が生えているのです。
現在「世界全体での排出権取引の市場規模は、2007年時点で約400億ユーロ(約6兆円)前後であるが、急激な拡大を見せており、今後も拡大は続くと予想されている。取引総量は2007年時点で27億トンで、これも急激に増加している。」と言われています。
6兆円!!!すげー。これを全部もらえると言うわけではありませんが市場規模は大きく、今後も拡大するでしょう。
そして四国内に
「排出量取引市場」を作るのです。それはわが国「大四国共和国」の象徴でもあるのです。つまりエコ経済立国!!!
斬新過ぎる…。私としては、雨の多い高知で林業を活性化させ、二酸化炭素を吸収し、雨は少ないが日本国に近い香川で「取引所」を作ればいいのではないかと思っております。
ただ木一本の炭素クレジットがどれだけのものか私にはよく分かりません。
しかし、我々、大四国共和国は、二酸化炭素取引により、世界経済に新風を巻き起こし、日本の旧態依然とした経済に疑義を申し立てるわけであります。
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