体力があって健康の方が、良いに決まっています。

ですので、若いうちから、運動して体を鍛えましょうということです。

 

一般論であれば賛同いただける意見と思います。ですが、いろいろな事例を見てきましたし、逆に、中受のピーク時に、そんなことを言おうものなら、批判的な過剰反応も覚悟する必要がありました・・・。

 

中学受験は1つの目標ですが、その後も、高校、大学、社会人と、人生は続きます。中学受験後の人生も見据えて、中学受験にあたるべしと思っています。

 

知力や学力に物を言わせて最難関の中学に行くことは出来ますが、社会に出れば、シンプルでデジタルな世界ではありません。

生身の人と人とのぶつかり合いでは、体力、精神力、交渉力で勝敗を決する場面も多いです。また、締め切りなど、土壇場で体力的に無理をしなければならない場面も出てくるでしょう。

 

受験生になったら、どうしても勉強メインとなりますが、低学年の時から勉強に全振りするのは、本当に子供の将来を考えているのか、親のエゴイズムなのか、と疑問を感じます。

流石に、HクラスやSクラスにそんな子はいませんでしたが、M灘あたりになるとチョコチョコ見受けられます。

この点を議論しても、意見が違う人とは水掛け論になって結論は出ないのですが、このブログではロマンの意見を表明していく所存です。

 

また、体力があると受験にも役立ちます。

サブローは、直前特訓以降に最後の一伸びがあり、年末年始になって、M灘ではほとんど1組で安定しました。この時期、灘中の受験生は、みんな死ぬほど勉強しているわけですが(と思いたいですが)、その中で成績を伸ばすには、人並み以上の努力(と効率化)が必要と思います。実行するには、体力が伴ってないとできないことも多いと思います。

サブローは、夜中の0時過ぎに帰宅してもへっちゃらだったので、ミッドナイトスクールにも皆勤で行けました。諸事情でミッドナイトスクールに参加できない一部のママ友からは、「早く帰って寝た方がいい」などとやっかまれましたが、我が家の場合は、体力的に問題なかったので、やってよかったと確信しています。

 

受験当日も。関西圏統一入試日の2日目、暗いうちに家を出て、浜学園住吉教室での早朝のミニ講義に始まり、灘中入試2日目が午前中で終わって、西大和への移動。移動中は、サブローには車の中で寝て休んで欲しいと思っていましたが、本人テンション高めで、車中でずっと喋りっぱなし。午後から西大和を受験して、夜に近鉄奈良駅近くのホテルに入って、それから翌日の東大寺の過去問の勉強。これが、浜学園の7冠特訓などで鍛えられたM灘生にとってのデフォルトなのかもわかりませんが、すごい体力だなぁと、ただただ感心し、感動してしまいました。