箕面の渓流の妖精(ユキノシタ)と精霊(オオハンゲ) | 植物の写真館

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 箕面の滝道のあちらこちらでユキノシタがきれいに咲いています。遠くから見れば、群生している花々は霞のように見えます。しかし近づいて花を見て見れば驚くような美しさです。そして滝道の途中でオオハンゲが奇妙な花をつけているのが見られました。去年の台風で崩れた滝道がまだ復旧していないのが残念です。

ユキノシタ

 本州、四国、九州に分布し、湿った日陰の岩場などに自生する常緑の多年草です。

 

薄暗いきれいな渓流のそはで

白く散りばめられたたくさんの花

そっと近づいて花を見れば

三枚のピンクの斑点の花びら

黄色の体に白い足をのばして

こちらを不思議そうに見つめている

誰が気付いてくれるのか

このかわいい妖精の姿を

 

ちょうど頂上の花が三つ出そろいました。

本当にユキノシタの花は可愛くて綺麗です。

 

 

 一面にちりばめられたユキノシタの花が綺麗です。そういえば京都府立植物園の植物園会館の壁もユキノシタが綺麗に飾られていました。

 

 暗い林床にオオハンゲを見つけました。サトイモ科だけあって花が面白いです。

オオハンゲ

 オオハンゲは、本州中部から沖縄にかけて分布するサトイモ科の多年草です。大半夏(オオハンゲ)の和名は、カラスビシャク(漢名で半夏といいます。)より大きい半夏ということからこの名前が来ています。