「リスタートはただいまのあとで」舞台挨拶レポート | 君は僕を好きになる

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「リスタートはただいまのあとで」舞台挨拶付き上映に行ってきました。

1回目の舞台挨拶はメディアが入っていてネットで記事や動画が見られるので、2回目の舞台挨拶時のレポートを書こうかな。

 

2回目も古川くん、竜星くん、監督の順に呼ばれて、スクリーンの前に立ちました。入ってくる時に、客席に向かって丁寧にお辞儀をしてくれる古川くん。登壇してすぐ、ライトが眩しかったようで、手で庇を作って会場の端から端まで見渡していました。

新型コロナの感染拡大防止のため観客は1つおきに座席に着いているので、客入りがパラパラに見えたと思いますが「コロナ禍の環境下にこうして劇場に脚を運んでくださってありがとうございます。」「リモートでの舞台挨拶も経験したけれど、やっぱり直接逢えるのが嬉しい」と言ってくれました。

衣装はあまり私の好みではありませんでしたが(ちょっとオバさんみたいなコーディネートに見えたのー、多分お高い洋服だと思うけれど、黒のシャツに銀?のネックレス、エンジっぽいカラーのダブル風ジャケットにピンストライプのちょっとフレアかかったパンツ、黒のストレートチップかな?履いてました。なんだろう、竜星くんがタイトなスーツでバシッと脚開いて自信ありげな雰囲気で立ってるから余計にオバさんっぽく見えたのかもしれません。ごめん。)でも、大人な出立でした。

1回目の舞台挨拶時のもの。映画ナタリーさんから写真お借りしました。

1回目の登壇の写真です。映画ナタリーより

 

古川くんっていつも姿勢をあまり崩さずに、きちんと脚を揃えて真っ直ぐ立っていますよね。特に1回目は指定の位置から全く動かなくて、脚が崩れるってことがなかった。視線は動かすものの、基本、余計な動作がない人ですよね。

でも2回目の登壇時は、手で庇を作って会場内を見渡したり、少しだけ右脚に体重かけて脚をずらしている時があって、記者が入っているのといないのでは緊張感がちがうのかな?なんて思ったりもしました。

あと、観客の声出し禁止のせいで、会場が静かでリアクションが薄いことに対しても「声出すのが禁止になっているんですよね…」と不安げに、遠慮がちに言ってました。些細なことだけと、決まってるトーク以外のことを話してるのがちょっと嬉しかった。この人、あんまり顔に出さないけど、ちゃんと客が楽しんでるのか気にしてくれてるのねって思いました。サービス精神旺盛な竜星くんと比べてしまうけど、不器用な古川くん、やっぱりいいですね。

 

 

2回目は作品上映前の登壇になる為、ネタバレ内容はなるべく避けてのトークにしつつ、司会者の方があまり1回目とかぶらないような質問をしてくれました。(自分の記憶に残ってる大体の話を書き起こします。正確じゃなくてごめんなさい)

●印象深いセリフは?について

竜星くん: まだ鑑賞前ということなので「光臣」です。名前。凄く何回も言うので気にしてみてください。何回言うか数えてみてもらっても良いかもw

 

司会者: 古川さんはどうですか?

 

古川くん: じゃあ、や・まと で。(竜星くんと司会者の顔を見ながら)大和です。僕も何回も呼ぶから。

 

竜星くん: ミツオミー。が好きな台詞です。みつおみ。

 

司会者: じゃあどっちが多いか数えながら観賞してもらうのもいいかもですね。(←私: かぞえ天狗か!でも誰かやるだろうなぁw)

 

●佐野岳さんとの絡み

古川くん: 佐野さんは自由に楽しみながら演じられてる感じでした。でもそれって、演技に対して余裕があるって事ですよね。 (私: コメント真面目だなぁ!)

 

司会者: 佐野さんとの絡み、とくにスーパーのシーンは結構エモーショナルにみえたのですが、アドリブでやられたんですか?

 

古川くん: あそこは僕は後ろでただただ様子を伺っていただけなので、そこは竜星くんだと思います。(竜星くんに手を差し出しながら)

 

竜星くん: え、そんな絡み?アクション? 魚肉ソーセージとか小物用意して楽しそうでしたねぇ。彼は何をしてたか…身長差とか全然気にしないでガッツリ肩組んできたりしましたねw (会場内に笑い声が)

 

監督: 飲み会のシーンも自然な感じで楽しそうでした。良い画が撮れたと思います。

 

●甲本さんとの絡み

古川くん: 作中の演技の相談だけでなく、役者としてのありかたなんかも話せたのが良かったです。(私: やっぱり真面目!)

 

監督: 光臣が父親と対峙する大事なシーンがあって、僕がイメージしていた芝居とは違ったのですが、それを超えた凄く良いシーンが撮れました。そんな風に作品を作っていけてよかったです。

 

●タイトルにちなんでリスタートしたい事はありますか?

古川くん: この10年役者の勉強はしてきましたが、大学を卒業後から全く勉強していないので、なにか新しいことを勉強したいと思って。(心理学の本などを読んでいるそうですね。)

 

竜星くん: リスタートしたい事ですか、、、

これまでの人生に凄く満足しているので、リスタートしたいって思う事は特にないんですよ!(キラッキラ)←効果音聴こえるかと思ったよ!

 

●何かにぶつかった時のリフレッシュ方法はありますか?

古川くん: お酒と麻雀です。お酒の瓶をテーブルに並べて…。寝る前にお酒を飲むのがいちばんのリフレッシュですね。

 

司会者: 1人麻雀って出来るんですか?

 

古川くん: 1人麻雀は出来ないですw この前zoomで呑みながら友達とやりました。麻雀アプリで。最近は出来ないから寂しいです。

 

竜星くん: 僕は…、やっぱり映画を観る事ですかねえ。この映画館にも良く来ます。広くていいから。

昨日、渋谷のPARCOの映画館に行ったんです。その上でずっと舞台していたんですけど、下の映画館は あー、こんな感じなんだーって、こうやって映画館巡りするのもいいですね。

 

●やってみたい役

古川くん: 今作は光臣、大和とそれぞれの普段の性格に合った役が振られていたので、今度は逆の感じの役柄もやってみたいです。

 

竜星くん: 僕がクールで、明るい古川くんですね。いいですね。(会場内にこれまで最大の笑い声が)

 

古川くん: みんなすごい笑うなぁ。

 

監督: なんかお話考えます。

 

司会者: 会場の皆さんが凄くうなずいてらっしゃいますよ。明るい古川さん見たいって。

それぞれ好きな作品ってありますか?

 

古川くん: 僕は戦争を扱った作品が好きです。経験出来ないことを映画で知るのが好きです。国によって描き方も違うので。

 

竜星くん: 僕はー、仲間ものとかですかね?

 

司会者: 友情ものってことですかね。古川さんはどうでしょう?

 

古川くん: 仲間・ものって?

 

司会者: 友情を絡めた戦争ものの作品なんてどうですかねー?

 

竜星くん: 戦争もので友情もの?えっ?(←私: 結構あると思いますけど…微妙に話噛み合ってなくて笑う)

 

監督: なんかお話考えますw (←大事な事なので2回目言いましたw)

 

ちなみに、監督は小津安二郎や木下惠介の作品が今作に影響を与えたと言ってました。木下惠介、納得です。どちらも1950年代に活躍した偉大な監督ですね。

 

●長野の美味しい食べ物とか良い場所なんかはありましたか?

古川くん: やっぱりお焼きかなぁ。お焼きがお店によって味が違うのを知りました。電車で降りた時に隣の駅でも買って食べたんですけど、美味しい店があるんだなって。

 

竜星くん: 水が、水が綺麗なんですよ。

 

司会者: えっ、川の水ですか?

 

竜星くん: 川の水じゃなくて、川も確かに綺麗なんですけど、水がいいから蕎麦も美味しいし、やっぱり馬刺しとか。地元のものはどれも美味しいので、長野でロケだと本当に嬉しいです。

 

司会者: 古川さんも食べましたか?馬刺とか。

 

古川くん: 美味しいと聞いたので、一度だけ飲みに行ったその時にひと通り食べました。

 

司会者: 竜星さん、先ほども焼き鳥屋さんがーっておっしゃってましたね。

 

竜星くん: 近くて、宿のホテルの隣にあったので、よく言ってました。浴衣のまま。(温泉街にいる)観光客のように。

 

司会者: お店に映画のポスター貼ってくれてあるんじゃないでしょうか?

 

竜星くん: 多分貼ってると思います。もうLINEバンバン来るんでw

 

司会者: 矢沢(永吉)つながりで。いい関係が築けるんですねー!

 

古川くんはこのやりとりの間、竜星くんの話を聞きながら、会場の隅から隅までじーっと目線を動かしながら何度も見渡していました。

 

●最後に一言(この話が今日監督が一番伝えたかったことかな)

監督: エンドロールの最後にある、そのシーンがとても伝えたい部分です。そこにタイトルが出るんですけど、作品を感じ取ってもらえたら。(←実際に意図がよく分かったし、ここでこうして話してくれる監督を可愛らしい人だなと思いました。ずっと映画を撮ってみたかったんでしょうね。)

 

会場に脚を運んでくれたことに対するお礼と作品への思い「ほっこりとした気分になって帰って欲しい」を伝え舞台挨拶は終了。こんなにゆっくり、じっくり見られる舞台挨拶を初めて経験した感じです。特殊な環境下なので、静かで寂しくもあったけど、それはそれで細かいところまで気づける良い時間になったのかもしれません。良い時間をありがとうございました。

 

映画の感想はまた別に書きたいと思います。