まかないのお話の続きです。

基本的にまかないは余り物が中心になりますが、お肉やお魚が残る事はほとんどありません
したがって、まかないBOXなる余り物箱でよく見かけた常連たち


パセリの茎   レベル1
トマトの種   レベル2
レタスやキャベツの芯   レベル1
牛筋のちょっと余っちゃったやつ   レベル3
お肉のはじっこで、もう食べちゃっていいよと言われた部分  レベル30
タマゴ  レベル10
ジャガイモ  レベル10
お米  レベル15
残念ながら廃棄が決まった前菜やソース  レベル20
パスタ類 ( 比較的自由に使える )  レベル10
玉ねぎ  レベル10


彼らは常にエントリーされていたと思います。


料理に対して熱い闘士に燃える先輩方は、

「まかないで技術を磨け!!」    神セリフ
「同じ食材でレシピのバリエーションを増やせ!!」   アドバイスセリフ
「まかないからアピールができる!!」     モチベーションUPセリフ
「何だよ、またパスタかよ!!」   しょうがないんですよセリフ
「なんかローストした肉食いたいな!!」   冗談は顔だけでセリフ
「俺シイタケ嫌いなんだ、あとセロリ!!」  転職のススメセリフ
「こん中に一人でも女の子いればな~!!」 小田和正の歌が聞こえるセリフ(ら~ら~ら~)


など、様々なアドバイスや意見をいただきながら日々、試行錯誤を重ねたのであります!!


ある日、まかないをカレーにしようと決めていた日のことです。
ランチもピークを終えカレーの準備をする私。


隣ではシェフが鬼の形相でフォンドヴォーをとっていました。
( 注 フォンドヴォーとは仔牛の骨を焼いてダシをとるのですが、これがまたエライめんどくさい作業と膨大な時間をかけるためシェフの顔も厳しくなっていきます。
もはやシェフの魂!!)


シェフからたまに掻き混ぜろ!!と指令を受け、秘伝のフォンドヴォーの隣でカレーを作る私。



はっきり言ってまかないBOXだけの食材でカレーを作っても何の味も出ません、基本的に科学調味料が無いレストランだったので、ダシがなければショーもない味です。
さらには、カレー粉も一般的なカレー粉ではなく(これには味がついています)、本格的なスパイスだけをミックスしたカレー粉でした。

なぜこのカレー粉なのかと聞かれてもストイックを履き違えたとしか思えなく、しょーもないカレーの前で考えていたのです...........


フォンドヴォーを掻き混ぜつつカレーに入れる!!
フォンドヴォーを掻き混ぜつつカレーに入れる!!!

まわりで見ていた先輩の半笑と青ざめた様な何とも言えない表情と共にカレーはみるみる美味しくなり、もうホントに会心のカレーが出来上がりました!!

カレーを食べたシェフからも、
「腕上げてきたじゃねーか」的な優しく見守る様な顔と共に大変褒められつつ

私はカレー2杯食べました......

もう時効ですよね