昨日、西天満で行われた「
Web広告研究会関西セミナー
」に参加してまいりました
この「Web広告研究会」というの初めて知ったのですが、広告主、代理店、制作会社など広告に関わる人たちの研究会だそうで、昨日のセミナーはスケダチの高広伯彦さん、アジャイルメディア・ネットワークの徳力基彦さん、日本コカ・コーラの江端浩人さん、といった超豪華スピーカー。このようなネットの最前線で活躍されている方々の講演が聴けるとあって、楽しみで出かけてきました。
セミナーの内容は、ツイッターでハッシュタグ #webken で追えますので、特に説明はしませんが、ソーシャルメディアマーケティングがこれからのネットマーケティングの鍵になる、ということを十分に感じることができる内容で、満足して返ってきました。
実はつい最近、弊社で運営している「
なんば経済新聞
」で、ソーシャルの力を感じる、以下のようなことがありました。。。
アメリカ村で行われている
「食パン少女」写真展
という記事を、7月19日に掲載しました。
さてこの「食パン少女」、アニメなどの定番である「学校に遅刻しそうなので、パンを口にくわえて全力疾走」という誰もが一度は目にしたことのあるシーンを、実際に写真で再現してしまったというもの。写真のシュールさはもちろん、全国各地でロケを行い「疾走」している写真を集めた写真展という、芸術なのかネタなのかよくわからないけれどもとにかく面白いコンセプトでしたので、記事としてご紹介することで話題になりそうな予感はありました。
なんば経済新聞では各記事を更新する度に、記事のタイトルとURLをツイートしています。以前はメールマガジンで週に1回、先週の記事をまとめて配信していましたが、メルマガそのものの効果が落ちていることと、並行して実施していたツイッターの効果のほうが大きくなってきたことから、6月末でメルマガは終了してしまっています。一方でツイッターは、記事のタイトルとURLをツイートするのに140文字という長さがちょうどよく、またタイムリーに更新情報を伝えることができることから、記事の更新情報を伝えるのにメルマガよりも適していると感じていました。
特に、今年の春以降、ツイッターそのものがメジャーになり利用者が増え、面白い話題であればフォロワーの方がリツイートしていただき、メルマガ以上に波及効果が期待できるという、ツイッターのソーシャルならではの話題の広がりに手ごたえを始めていました。そして「食パン少女」は、そのリツイート効果のインパクトがこれまでにないぐらい大きく、驚きました。
まず、リツイートの数は、数えきれないぐらいになりました。記事をアップして半日ほどの間は、30分に1回ぐらいずつチェックしていたのですが、その都度、確実に10件以上はリツイートされるという状況。通常、面白い記事でも半日もすれば落ち着いてくる(ツイッターのタイムラインが流れるため)のですが、この時ばかりは翌日になってもリツイートが続くという、前代未聞の状況に。リツイートを見た人がさらにリツイートする、という連鎖が同時多発的にツイッターのあちこちで広がり、結局3日間はこの記事がなんば経済新聞のアクセスランキングのトップに君臨し続けました。
ツイッターで話題になることで、ネット上の掲示板「2ちゃんねる」でも取り上げられ、スレッドが伸びていきました。
掲示板では、「実際に見たことはない」「食パン少女の定番はどのアニメからか」といった話など、写真展に関することから派生してさまざまなことが語られ、その都度、食パン少女の記事が参照されました。2ちゃんねるで話題のスレッドは
まとめサイト
が
複数
あったりしますので、そのようなサイトからもアクセスを集めました。
そうこうしていると、はてなブックマーク上でのブックマークが20~30件を超えてきましたので、その話題の広がりに注目した「
はてなブックマークニュース
」で取り上げていただきました。そのほかにも「
アメーバニュース
」「
エキサイトニュース
」「
サイボウズニュース
」「
ビッグロープニュース
」など、はてなブックマークニュースが記事提供しているサイトにも次々と掲載され、「食パン少女」に対する注目が集まります。そのほかにも「
エンタメディア
」といったサイトなど、いくつかのサイトで紹介されました。
これらのことは、これまでのなんば経済新聞にはなかったことです。もっとも、短期的にアクセスが集中するということはこれまでも何度もありました。例えば「阪神なんば線の開通」「H&Mの開業」「クリスピー・クリーム・ドーナツの関西初出店」などでは、突出したアクセスがありました。しかしながらこれらは、そもそも世の中的に話題になっていたことで、マスメディアなどで知った人でネットで検索してなんば経済新聞にたどり着いた、というものでした。一方、「食パン少女」は、マスメディアでの露出はなく、ネット(特にツイッター)上のクチコミパワーによって広まり、大きなアクセスを得たのでした。
今回の経験で感じたこととしては、
・ネットでは何がウケるかわからない(想定していたよりも大きな反響だった)
・マスメディアを使わなくてもネットメディアでもそれなりの反響を得ることができる
・ツイッターのリツイートの効果はすごい
・ツイッターのリツイートと、はてなブックマークのブックマーク数はクチコミを指標化するのに使える
といったことです。
そしてこれらを通じてソーシャルメディアを体感し、その効果を認識した次第です。そのようなタイミングでしたので、今回のWeb広告研究会のソーシャルメディアのセミナーはとても面白かったのです。