っと、なんだかえらそうなタイトルを書いてしまいましたが、備忘録の意味も込めて。

もう3年半以上、記事数について1,600件以上も配信している「なんば経済新聞」の編集長として、これまでの経験の中から、話題になる記事を書くためのポイントをまとめてみました。

1わかりやすいこと。

記事の内容が「スッ」と理解できることが大切です。よく読まないとわからない記事は深夜にアップするのをおすすめします。

2つっこみどころを作っておくこと。

ブログやツイッターなどで記事を拡散してもらうためには、「誰かに話したくなる」記事であることが重要です。そのためには、「一言物申したい」「思わず突っ込んでしまう」記事であることが必要です。

3写真を見ればわかること。

記事にはできるだけ写真を添付するようにしていますが、写真は事実をある一面から切り取ります。その切り取り方がとても重要で、何を言いたいのか、1つに絞って撮影します。
かつ、そのことに対する説明となる物も収められる構図であればベストです。例えば飲食店の店主がユニークなら、「店を背景に店主がおすすめ商品を持っている」とか、シンポジウムなら人の背景に出ているスライドの内容が端的なものであるとか。

4サムシングニューがあること。

サムシングニューには、「新規性」「話題性」「意外性」「時代性」「社会性」の要素がある。
できれば複数を盛り込みたいが、難しいならどれかに絞ってダントツの内容で記事を書くこと。

5記事をアップする時間も重要。

コンビニやスーパーが、時間帯によって並べる商品を変えているように、ネットニュースも、記事をアップするタイミングが重要です(速報性を重視するものはすぐアップする)。
特になんば経済新聞の場合、アクセスのピークは12時台(昼休み)と16時台(退社前)にやってきますが、昼休みにアップする記事はサクッと読めるわかりやすいネタを、退社前の記事は飲食など帰りに寄れるネタを、夜にアップする記事はじっくり読んでもらえるのでアートなどの話題と、時間帯に応じてアップする記事を変えています。

6東京目線を意識する。

なんだなんがいっても、メディアの中心は東京であり、ネットの住民も東京(関東)が多いのは事実。
ネット上で話題になるためには、いくらローカル記事であっても、東京目線を意識することが重要です。例えば大阪の話題であれば、「大阪人ならやりそう」という突っ込み感が満載のネタも、取り入れることも必要です。

7地域性を重視すること。

その地域ならではの風習、話題、食べものなどを紹介すると受けがよいようです。
6番目のポイントと相反するように思いますが、そうではありません。東京目線で「大阪ならありそう」というものをそのまま見せることもあれば、意外に「大阪なのにこんなものもあるんだ」という話題提供も重要です。