Googleが発明したもっとも大切なもののひとつにPageRankという概念がある。
もうこれは十分に知られている概念なので説明する必要もないのだが、比較のために図示するとこんな感じ。

大阪なんばで働く社長のブログ-PageRank

ちなみに上図の中での「矢印」は、リンクをはっているという意味になる。

つまり、あるページに対してGoogleが規定する「価値=PageRank」とは、そのページがリンクされているページのPageRankを足した平均に他ならない、ということだ(実際にはこのほかにさまざまなパラメータが加味されている)。そして検索結果にはこのPageRankがある程度、考慮されている。

ところで、広く知られているようにアメリカでは、既に検索エンジンよりもソーシャルネットワークを使う機会が増えてきているのは明確だし、日本でもTwitterが大流行し、情報をTwitterから仕入れる人も増えた。私も最近は検索エンジンで検索する機会が減り、変わってTwitterから情報を得ることが増えた。Facebookも流行の兆しを見せている。

ここで肝になるのは、自らの発信する情報を広く行き渡らせるためには、Twitter上、あるいはFacebook上で、いかにして自分や、自社をFollowしてもらうか、ということだ。Followerの多い人や会社はソーシャルネットワーク上でのリーチを広く獲得し、発信する力を持つことになる。これを図示すると以下のようになるのではないか。

大阪なんばで働く社長のブログ-ReputationRank

この図の場合の「矢印」は、Followをしているという意味になる。

つまり、特定のアカウントの「価値」は、そのアカウントをFollowしているアカウントの価値を足した平均になるということだ。ここでいうアカウントの価値とは、そのアカウントがたくさんFollowされていたり、RTされる数が多かったり、といった意味であり、ReputationRankとも言える。

かつて検索エンジン上でいかに上位に表示させるかが競われていた時には、検索エンジンの仕組みを逆に利用して、リンク元となるページを大量に作成してリンクを集めたり、リンクそのものを販売することが横行していたが、今後は、Follow元となるアカウントの大量に作成してFollowを集めたり、Followそのものを販売することが横行するだろう。

ただし検索エンジンと違うのは、検索エンジンでの「検索結果ページ」にあたるものが、ソーシャルネットワーク上では「人それぞれ違う」ということだ。これこそがソーシャルの特徴かつ、最大の成功要因になると思われる。無論、ある程度のPaid Publicityは現在でもあるようだが、それも程度問題であり、あまりひどいアカウントは「村八分」になるので表に出てこない。

@tsudaさんの10月30日のツイートで、

俺のツイッター論を物凄くざっくり言うと「ツイッター以前の日本のネットは良い面と悪い面のバランスが3:7くらいだったけどツイッター登場後そのバランスが6:4くらいになって良い面が上回ったんじゃない?」ってことなんだよね。俺はツイッター礼賛者じゃないけどそう見られるのは仕方ないのかな

とコメントしていたり、@sayuritamakiさんの11月2日のツイートで、

私が、物消費社会から、エネルギー消費社会という表現していたところを、@koji_rohは、消費社会から、創造社会と表現していた。これはわかりやすい。後者の社会では、評価、信頼、貢献などが通貨になるはずで、今は両者の社会が混在しはじめる段階かとふんでいる。

とコメントしていたりするのも、Google中心だったネットが、TwitterやFacebookなどのソーシャルネットワークが中心になるのと関連しているのではないかと思ったりした。