6月の定期、マチネコンサートからまた活動がお休みの大フィルですが

この期間にまた楽団員の紹介をしていきたいと思います。

 

ーー1stヴァイオリンの藤木愛さんです。簡単にプロフィールをご紹介ください。

 


藤木 愛(ふじき あい)

東京藝術大学卒業後、ザルツブルクモーツァルテウム音楽大学修士課程修了、ドイツのヴィースバーデン・ヘッセン州立劇場のオーケストラ研修生、兵庫芸術文化センター管弦楽団を経て大阪フィルにきました。
出身が関西(大阪と奈良)で、東京に行ってヨーロッパに行って、また戻ってきた感じです。
 
 
ーー愛ちゃんは、関西出身だったの!?
あんまり関西弁を耳にしませんが、話せるんだよね勿論。

私、生まれも育ちも関西です。関西弁のネイティブスピーカーです!
ただ大学~ヨーロッパ時代は標準語を使っていて、留学先で知り合った日本人には関西出身だと気づかれませんでした。
自称関西弁と標準語のバイリンガルです(^^)

 
ーー留学時代の話も少し聞かせてください。
ザルツブルクは言わずと知れた観光地で、町のど真ん中に住んでいたので観光客に囲まれて生活している感じでした。
 
 
(劇場の写真はザルツではなくヴィースバーデン*です。)


お土産としてよく買われるモーツァルトクーゲル、いろんな製菓メーカーや個人のお菓子屋さんが自分たちのを作っていて、私は9種類見つけました。ほんとはもっとあるのでしょうか…
 
大フィルには2015年入団、7年目になります。小学校より長くなりました(^^)
私は良くも悪くも好き嫌いの少ない方なので、指揮者や作曲家なんてみんなすごいと思って共演しています。
その中でも思い入れのあるコンサートというと
ウルバンスキさん、デュトワさんが印象に残ってるかな。。
 
楽譜をすべて頭に入れてリハーサル初日から暗譜で振るウルバンスキさん。
 
デュトワさんは再共演を楽しみにしていたのですが、昨年、今年と叶わず残念です。
 
 
あと、演奏会としては、
弦のメンバーのみでおこなったヴィヴァルディの四季とメンデルスゾーンの弦楽八重奏の演奏会がよく記憶に残っています。
指揮者やソリストとの共演がない演奏会って殆どないので、とても新鮮でした。
 
 
ーー昨年からのコロナ禍での生活は、どの様に過ごしていますか?
 
オケがずっと活動できないと家にこもりがちになってしまいます。
少しの時間でも朝日を浴びると良いとのことなので、雨の日以外は毎朝20分ほど歩くようにしています。
 
 
短時間で散歩というほどでもないですが、
家の前の小さな川沿いを歩いています。
全然きれいでない川なのに、いろんな生き物が住んでいて、見ながら歩くのはちょっとした楽しみになっています。
 
カモ並みの大きさのカラスがいたりするのはびびってしまいますが。。
 
 
ーー最後にお客様へ一言をお願い致します。
このような形でオーケストラが休止状態になるのは考えもしませんでした。
演奏会を待ってくださっている皆様のために、できることを少しずつ、前を向いてやっていきたいと思います。
 

* ヴィースバーデンは町の中心が戦争で破壊されなかったため、古い建物がたくさん残っていて、1年間ですが在籍していた劇場も19世紀末に建てられたものです。



 
次の大阪フィルの活動開始は、7/16、17 の7月の定期演奏会。
指揮者変更でミシェル・タバシュニクさんからカーチュン・ウォンさんに変わりましたが、大阪フィル初登場の指揮者をお迎えします。
 
 
【公演情報】
 
2021年7月16日(金)午後7時開演@フェスティバルホール
2021年7月17日(土)午後3時開演@フェスティバルホール
 
モーツァルト/交響曲 第38番「プラハ」
リスト/交響詩「レ・プレリュード」*新たに追加になりました
バルトーク/弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽
ムソルグスキー(ラヴェル編)/組曲「展覧会の絵」

 


(ブログ実行委員・石田)