昨年の振替公演が3月に行われたばかりですが


2021年度の四大オーケストラは例年通り4月の中旬に開催という事で

昨日、4月17日(土)に行われました。




前日のゲネプロ、当日の本番と各オーケストラの時間割が決まっており

なるべく他の団体と重ならないように密を避けての開催でしたが、無事に終えました。


楽屋裏の状況を少しご紹介します。

日本センチュリー交響楽団は、久石譲さん


大フィルは音楽監督の尾高忠明マエストロ


大阪交響楽団は、コロナ禍の影響により指揮者変更で大山平一郎さん


関西フィルは飯守泰次郎さん




そして4つのオケがあると言うことは

コンサートマスターも、勿論4人‼️‼️


センチュリーは、荒井英治さん


大フィルは 

就任から4年目

ソロも素晴らしかった須山暢大さん



関西フィルは 岩谷裕之さん


大阪交響楽団は 森下幸路さん






そして上手の舞台袖には4オケ分のコントラバスΣ( ̄。 ̄ノ)ノ



演奏も前の団体をモニターを通して拝聴

【センチュリーのベートーヴェンの8番】



そして本番中の舞台裏(楽屋側では)

大フィルハープの平野さんは、廊下で音出し。




大フィル山口さん・センチュリー畔永さん

事務局スタッフもコミニュケーションを取ってます。


開演中は、1台のエレベーターでしか外に出れないので渋滞です。



ここでプログラムの事に少し触れてみます。

大フィルは、今回ショスタコーヴィッチの交響曲第5番を演奏しました。


20世紀最大の作曲家の一人、ショスタコーヴィチの作品の中で、
最も親しまれており最も夏に相応しいと思われる交響曲第5番

この曲は当時のソビエト共産党からの抑圧の中で作曲され、「強制された感情」が
織り込まれたとも言われていますね。
単純に”輝かしい勝利”として受け止められる内容ではありませんが、純粋に音の並びや
ハーモニー、オーケストラの壮大な響きは、大フィルサウンドで聞いていただきたい作品のひとつ!

空間を突き抜けて響く管楽器、ここぞ!というには全てを支配してしまう打楽器、
格別に静謐な響きの第3楽章での弦楽器…


このコンサートはゲネプロがなく、舞台上でのウォーミングアップも出来ないという、いつもとは全く違うコンディションのもとでのコンサートなので、今回の本番はいつもにも増して緊張感が漂っていました。


尾高マエストロはリハーサルから、音量による虚飾を避け、内面的な要素でこの第5番を表現されようと、全体のバランスをとても注意深く調整されました。

いくつか組み合わされているメロディーの中でも、一番重要なメロディーが浮き上がるように、音量、響きを組み立てられました。

本番では、迫力や熱い気持ちに加えて、メンバーみんなでお互いの音を聴きあってアンサンブル出来た部分も多かったのでは?と個人的に感じました^ ^




今回は大フィルは2番手だったので

前後のセンチュリーさんと大響さんには少しお会い出来ましたが、

久しぶりに会える音楽仲間とワイワイ出来ないのは、やはり少し寂しいですね。


来年は、4大オケのコンセプトでもある

オケマン通しの交流が楽しく出来る様になってる事を願うばかりです。



(Vc石田・Fg日比野)