ヴィオラトップ奏者の木下くんからメッセージを頂きました。

9月19日12:00より配信の第26公演では、
ヴィオラとピアノの演奏をお聴きいただきます。





武満徹作曲「ア・ストリング・アラウンド・オータム」は日本を代表する世界的ヴィオラ奏者である今井信子さんのために書かれました。
今井先生は長年に渡って、数多くのステージでこの作品を披露してこられたこともあり、2013年に演奏を聴いたときはこの曲のオーラや雰囲気に圧倒されました。

この作品は大岡信の詩がモチーフになっています。


大岡信:秋をたたむ紐(A String Around Autumn)

      沈め
      詠うな
      ただ黙して
      秋景色をたたむ
      紐となれ


武満作品のなかでも特に温かみがあり、秋の哀愁が感じられ、今の時期にぴったりな曲です。


この曲を演奏するなら絶対この人!と思ったのがピアニストの法貴彩子さんです。

法貴さんは長年フランスに留学されていたこともあり、フランス音楽はもちろんのこと、現代音楽や、日本人作曲家の演奏が素晴らしく、武満作品も非常に深い理解を持って演奏されます。

https://youtu.be/lQ_Ln8lfi_0

収録の際も神がかった演奏をしていただきました!


ピアソラの「ル・グラン・タンゴ」は、原曲チェロのための素晴らしい作品です。

どうぞお楽しみください!

木下雄介