野津さんプレゼンツの「フルートとハープの名曲公演」は今回で10回目?とのこと。


前任のハープ奏者今尾さんから受け継ぐ形で私が3年前からたまにご一緒させていただいております。
今回は大阪市立美術館での撮影でした。



歴史の感じられる建物、天井が高くノーブルな会場はフルートハープにピッタリでした。
プログラムは毎回おなじみ
オランダの作曲家H.アンドリーセンの間奏曲 と
フルーティストF.ドップラーとハーピストA.ザマラの合作、オペラ「カシルダ」による幻想曲。
アンドリーセンの作品は幻想的でどこか憂いを帯びたハーモニーが魅力的です。
4分ほどの短い小品ですがフルートとハープの美しい響きが存分に楽しめます。
続く「カシルダ幻想曲」はフルートとハープの技術の粋が詰まった大曲。
ザクセン=コーブルク=ゴータ公国(現在のドイツ中部)の君主、エルンスト2世が作ったオペラ「カシルダ」のメロディを
ふんだんに盛り込んでいます。
フルートもハープも大変難しいのですが、その旋律は親しみやすく雰囲気のコロコロ変わる楽しい一曲です。
ハープ的には音数が多すぎて譜めくりができず、暗譜しなければならない箇所が4ページほどあり、そこが毎回ドキドキです。
2曲ともフルートとハープのためのオリジナル作品。
野津さんの楽しいトークとともに楽しんでいただければ嬉しいです。
さて、アンコールは・・・?
それもいつもの、アレです!
では!

ハープ   平野花子