大阪クラシック2020
9月17日(木) 配信第17公演
会場:こども本の森 中之島

【出演】
田中美奈:ヴァイオリン
川元靖子:ヴィオラ

◆プログラム
♪ ブルーニ:ヴァイオリンとヴィオラのためのコンチェルタンテ 作品25

♪ マルティヌー:ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲第1番「3つのマドリガル」




このヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲の分野では、なんと言ってもモーツアルトが代表的な作品ですね。そして次にヘンデル=ハルボルセンの「パッサカリア」が多く演奏される事でしょう。
2本だけという扱いにくい室内楽の最小編成ながら、楽器の性質からヴァイオリンが協奏的に扱われ、ヴィオラが伴奏にまわる場面も少なくないですが、二つの楽器の掛け合いが絶妙で、魅力的な作品が他にも沢山あります。
私たちは、大阪クラシックの場でその知られざる名曲を毎年発掘し、披露し続け今年で共演が9年目となりました。
川元さんが楽譜を見つけて来ては、二人で音を出してみるのですが、今年もまた新たな作曲家の作品に触れる事が出来ました。
聴きどごろとしては、一曲目がイタリアの作曲家、アントニオ・バルトロメオ・ブルーニ(1757~1821)の作品が陽気で明るい作品に対して、二曲目がチェコの作曲家、ボフスラフ・マルティヌー(1890-1959年)の激しく二つの楽器が重なりエネルギーに満ちた作品を通して、ヴァイオリンとヴィオラの音色の違いを知って頂けたら幸いです。