6月初旬の気持ちの良い晴天の日、服部緑地野外音楽堂にてブログ運営員のチェロ石田とヴァイオリン宮田、ヴィオラ岩井英樹がソーシャルディスタンスを取った弦楽アンサンブルの収録に関わりました。

 

関西を中心として活躍する音楽仲間で作る音楽の輪【ルンドムジーク】が、医療関係、福祉関係などの音楽を必要とされている方々に美しさや活気溢れるアンサンブルの音を届けたいという思いから、この『音楽のプレゼント』プロジェクトを行うことになりました。

 

今回演奏したメンバーは大フィル、日本センチュリー交響楽団、大阪交響楽団、京都市交響楽団の総勢9名の弦楽器奏者です。

 

 

 

 

 検温、消毒、映像収録以外はすべてマスク着用、そしてソーシャルディスタンスを取るなどできる対策をして、全員にとって約3ヶ月ぶりに直接人と一緒に演奏した機会となりました。

 

また、今回の取り組みについてソーシャルディスタンスを取ったアンサンブルがどのようなものになるのか、日本センチュリー交響楽団、大阪交響楽団の事務局の方々が視察にいらっしゃいました。

 

 

 

 

 

 

野外の環境でありながらもこの会場にはとても心地よい響きが広がり、そして演奏者たちの背景には客席の奥に豊かな緑と、鳥のさえずり。

 

クラシックの音楽家が外で演奏する機会はそれほど多くないことですが、作品を作曲する際に作曲家たちも感じたであろう、空、風、緑、自然の音や色など、昔も今も変わらぬものを外の空間で直接感じながら演奏するのは、とても良いことだと感じました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【今回演奏した曲目】

 

J.S.バッハ : G線上のアリア

 

W.A.モーツァルト:アイネ クライネ ナハトムジーク ト長調K.525より第1楽章

 

O.レスピーギ:リュートの為の古代風舞曲とアリア 第3組曲より イタリアーナ

 

E.グリーグ: 組曲『ホルベアの時代から』作品40より前奏曲 

 

音楽家が今まで通りの演奏会をみなさんに、お届けするのは簡単ではない今、それでも音楽の持つ力、元気や癒しや安らぎを与えてくれるものとしてあり続けることに変わりはないと思っています。

大変な中、医療、福祉の身をおかれている多くの方々に届いてほしいと思い、私たちで心を込めて演奏しました。

こちらの映像はルンドムジークホームページより、近日詳細発表を予定しております。

 

石田、宮田、岩井が演奏収録後のアフタートーク動画も近日投稿予定です

是非お楽しみに♪