変わらなければいかん
人というのは心のどこかで変わりたいと願い続けているのだと思う。
子供の頃はたいして思わなかったが、大人になるにつれその変わりたい、変えたい気持ちがどんどん大きくなっていく。
性格。環境。能力。狭い価値観。顔。つまらない日常。その他もろもろ。
そう願いつつも、その術がわからず、ある日、寝て起きたら何か変わっているんじゃないかという他動的な運命というタイミングを待っている。決して変わるはずもないのだが。
そうしているうちに、筋肉は衰え、骨はカスカス、髪もカスカス、脳は停止寸前、すごい勢いで人生の終着点に向かって急転直下。
変わりたいのに、変われない。一体どうすれば変われるのか。一から人生をやり直すチャンスを神様がくれるはずもない。誰かが助けてくれるはずもない。
いまのままではずっと薄っぺらな人間だ。どうにかして変わらなければいかんのだが・・・。
この思いも明日の朝には脳の片隅に追いやられ、いままで通りのつまらない日常を繰り返すことを自分自身が一番分かっている。

