〜せんせい〜

小学生の頃はよく喧嘩をした。痛かった。

なのに何の解決にも至らなかった。

だから非暴力になった。


いじめを受けていた。

だけど、その事実を誰も認めてくれなかった。

先生も誰もむしろ俺を悪者扱いした。

父兄は俺を揶揄し嫌悪した。

ひとりぼっちになった。

だからこそ、俺は自分にベクトルが向けられた。好きなことをいっぱいしたくなった。

俺だけの人生を歩みたいと思った。

それが俺の原動力になった。


中学に入って俺には友達がなかなか出来なかった。

ずっと1人だったからか?

コミニケーションを上手くとるのが苦手だった。無意識に人を傷つけてしまった。

それから人の顔色を伺って生きるようになった。

そうしたら一体どうすればいいのかなんとなく分かったような気がした。

だから中3の頃は、この変な自分を出しながらも友達が大勢いて、恵まれて卒業できた。


高校に入って、もう1人になるのが怖かった。

だから良い奴を演じ続けた。

俺は、不良非行問題児だったけど、優等生を演じた。

絶対周りは俺のこの気持ち悪い雰囲気に気づいていただろう。

高校をやめて、もう失うものがないなと、ありのままで中高の友達(?)と接するようになった。

前よりも仲良くなれた気がする。

なるほど、ありがとうございました。



爺ちゃんと婆ちゃんは毎日一緒に風呂に入ってた。

爺ちゃんが土木の国家資格を65で受験する時、受験勉強をいっつも婆ちゃんは見守ってた。

自由人で不器用でドジな爺ちゃんと母性溢れすぎる婆ちゃんの茶の間は温かかった。

俺は心底羨ましいなとおもった。

今一人暮らしをしていて余計に実感する。



中学の時、陸上を始めた。

先生は『全国優勝』を口癖にしていて、練習メニューは1人で考えろと放任主義かつ結果主義だった。

練習メニューを与えられたことはほぼなかった。

俺は1人で本を買って、調べて練習を頑張った。

自分で研究し、自分で実践して、それが結果に繋がる。

だから間違えたことをまわり道したことも多かった。

俺は主体的に、能動的に取り組むことの楽しさを学んだ。


高校に入っても陸上は続けた。

先生も代わった。

今度の先生は、考えを共有してくれた。

だから取り組み方を学べた。

それは俺の短絡的かつ偏執なものの見方を修正してくれた。

どう物事を捉えて、どう向き合えばいいのかを教えてくれた。

それを実践出来れば強いなと思った。

まだそれを活かす機会は今はないけれど、中学高校のそれぞれの先生の教えは、計り知れないエネルギーを持っていると考えている。


なのに、俺は逃げ出してしまった。

捨ててしまった。学校もやめた。

怠惰な日々を家の中で過ごすようになった。

毎日マンガアニメゲーム映画読書……楽しいけれど、以前のような楽しさが感じられない。

怠惰は虚しいだけだ。

虚構を形成してるだけだ。

このままじゃなんとなくいけないと思うようになった。



俺は真面目に恋愛に取り組んだことがなかった。

恋愛に対する熱がなかった。

自分から人を好きになって、アプローチしたことがほぼなかった。

全部受け身だった。

告白されて怠惰に付き合っていただけの人生だった。

高3になって、何故かまだ自分がアプローチすることに関して未経験なことに焦り始めて、行動をするようになった。

遅い方だった。

たくさんアタックしたけど、ほとんど脈ナシで失敗ばかりだ。

その度に泣いた。

色んな人に教えを蒙った。

今まで決してモテ男とは言えなかったけど、何度か告白されたことがあって、それなりに付き合ったこともあった。

だから舐めていた。

いざ実際行動したら失敗ばかりだ。

挫けて、もう行動を辞めたいって何度も思ったけど、俺は、少しずつ、失敗しながらも成長できている気がする。

良い人に出会えて、その人と一生懸命幸せになれればそれでいい。


大切なのは、愛されることじゃなくて、愛することなんだね。

人だけでなく、自分が向き合うもの全てを。



親友を傷つけてしまって、絶縁になってしまった。

良好な関係を築いてきた所から、失うのははじめてだ。

俺はまた学べたよ。

この頃は全てが上手くいっていたんだ。

上手くいっていても、足腰はしっかり固めておかないといけないねってことを。


婆ちゃんが死んだ。

急死だった。

人には限りがあるって知った。

限りある中で、いかに愛を表現できるか。

限りある中だからこそ、輝きをいっぱいに放つことができる気がする。

そんなことを考えた。


俺は、悲しい過去ばかりだ。

いい時なんてほとんどなかった。

でもたくさんのことを学べた。

正直俺はコンプレックスの塊だ。

これを肯定できるには、俺はひたむきな努力と向上心しかないことに気がついた。


だから高3のゴールデンウィーク明けくらいから徐々に受験勉強を始めた。

独学で1人で参考書と向き合ってゼロから始めた。

まわり道もたくさんしたと思う。

きっと誰かに1から10まで教えてもらった方が速いだろう。

でも、この受験勉強生活はココ最近で何よりも充実してて、充足感に満たされていて、幸せだ。

先生ではないけれど、同じく大学受験に励む友達に色々助言を貰うことにした。

うん、俺はこっちの方がいい。



他からのプレッシャーを感じるのは、自分自身で自分自身にプレッシャーをかけてないからなんだね。


コンプレックスの塊だからこそ、一生懸命頑張って、何かを克服した時の達成感が爆発的に現れるような気がして、そのために俺は頑張ろうと半年前の高3の4月に決意した次第だ。

努力×成功体験は最高の麻薬だ。

今のレベル実力なんて関係ないんだ。

俺はもう、その麻薬の中毒性を経験し、体現することを知っている。


〜〜〜

僕やっぱり勇気が足りないアイラブユーが言えない。〜

ドアを開けてもなにも見つからない。

そこから遠くを眺めてるだけじゃ〜

別にグレてる訳じゃないんだ。

ただこのままじゃいけないってことに

気づいただけさ〜

そしてナイフを持ってたってた

〜〜〜