内勤の日は基本的に仕出し弁当を食す
足りないんだわ…
なんか「ご飯が多い」とか言う人もいるけど
足りん足りん
事実四時半頃から腹が減る
そりゃまぁ若い頃より食べなくなったけど
50歳も手前なのに食欲だけはまだ旺盛
あ~~
黒沢 がワシの弁当にこっそりアジフライ入れてくれないかなぁ~
何のことがわからないよな?
作中で【アジフライ作戦】ってのがあってね
⬇️ここに詳しく書いてあるよ
でも
ほとんどの人がクリックしないから
以下に、抜粋した内容に画像を交えます
(ここから)
アジフライ作戦
主人公の黒沢は40代半ばにして、自分にはなにもないことに気付いてしまった独身の現場監督。
なにかと不器用なため、現場の人間はみな自分より若いのに仕事のできる赤松ばかりを重宝する。
勝手に自分側だと思っていた、ズル剥けのゆとり浅井にまで、自分よりゲームを優先されてしまう。
とにかく人望が欲しいと切望する黒沢が、スーパーの惣菜コーナーでアジフライを見かけた時に、閃光の如く思いついた作戦である。
「これだっ…!こいつを弁当に…!チョコンと添えて…一品多い…アジ追加弁当…!これは嬉しく…かつさりげない……!」
翌日―
作業中、黒沢は他人の目を盗んで、現場のカツ弁当にアジフライを一尾ずつつけ足す。
作業中、黒沢は他人の目を盗んで、現場のカツ弁当にアジフライを一尾ずつつけ足す。
不自然に蓋が盛り上がった弁当。
そしていつものカツ弁当に突然姿を現したアジフライ。
これに気付かない人間はいない。
そしていつものカツ弁当に突然姿を現したアジフライ。
これに気付かない人間はいない。
みなが首を傾げる中、黒沢がタッパー一杯のアジフライを手提げに入れて颯爽登場する。
「黒沢さんだったんですか…?」
「え…?まぁな…!食べたかったらまだまだあるぜ…!」
こうして部下たちのハートをキャッチしようというのが黒沢の算段だ。
「知ってるか、おまえら…アジを食べると…恋が実るんだぞ…!ほら…アジってハートの形をしてるだろ…!」
(言っちゃうか、そんなことも……!)
などとしょうもない冗談も皮算用に含める。
そして昼飯時。機会を伺い、タッパーを持って黒沢が現れる。
……が、部下たちに変わった点は見られない。
(気がつかねえのか…?この袋に…!
いや……っていうか……っていうか……そういう問題ですらそもそも……なく…!
ハナから気がついてねぇんじゃねぇのか…?このアジの異変に…!そもそも…!誰一人…!ただの一人も……気がついてないっ……!
気がつかないって……バカか…?こいつら…!カツ弁に、アジだぞ…!そんなことありえたか…?振り返ってくれよ…おまえらの…これまでの弁当ライフを…!くっ…!)
黒沢はガックリと肩を落とし、自分の弁当を取りに行くが…
「おまけにねぇよっ…!オレの弁当が…!」
自分が騒いでも、箸を止めようとしない部下たちを、黒沢は怒鳴りつける。
「おまえらは自分だけ喰えりゃあ…先輩の弁当なんかゴミクソッ…!知ったこっちゃないって話か…!あ゛~~~~~!?」
黒沢の剣幕に、部下たちはようやく黒沢の弁当を探しはじめる。
程なくして弁当が二つ見つかる。
なんということはない、黒沢の弁当はケースに入りきらず別によけてあったのだ。
ぶん取るように受け取る黒沢。
しかし、余った弁当は他にもう一つ…
この中で、もう一人だけ、弁当が与えられてない人間が…
この中で、もう一人だけ、弁当が与えられてない人間が…
皆の視線が、自然と輪から一人離れていた赤松に集まる。
「最後にいったら…なかったからさ。もらおうか…あるなら…!」
そして弁当を受け取り、また一人離れる。
その赤松の振る舞いに、部下たちは感嘆する。
その中で一人青ざめる黒沢。
その中で一人青ざめる黒沢。
(投網一発っ…!一瞬でもってかれた…!「人望」という名の………魚群を………!)
(ここまで)
うん、みんな強く生きようね
昼からも粛々と励もう
では✋