ほうせん4


京都に老舗和菓子は数あれど
下鴨にある ここ「和菓子処ほうせん」はまだ出来て日が浅く、穴場中の穴場。
閑静な住宅街にポツリとあり、意識しないと見当たらない程。
内装も新しく、清潔感に溢れています。


笑顔の可愛い店員さんに連れられ奥の座敷へ。
手の行き届いた素晴らしい中庭が目の前に広がる。
まるで時が止まっているかのように静かな和空間。
ここは、ひとりでのんびりできる、とっておきの秘密の場所。


和菓子の美味しさもさることながら、お抹茶のお手前は完璧。
きめ細かなカプチーノのような口当たりのお抹茶。
相当の腕がないと、このキメは作れません。


そして特筆すべき逸品は、数量限定の岐阜県産「わらびもち」
通常蕨餅といえば、四角くカットした蕨餅の上にきな粉がドバっ!とか、こし餡を蕨粉で包んだトロトロ食感のものを想像しますが、ここのわらびもちは、今迄の蕨餅概念を覆すものです。

小さめの球体。色は黒ずんでます。
これは本蕨粉がもつ、本来の色合い。
別添えで沖縄産彼照間黒糖が付いてきますが、きな粉はなし。
冷蔵庫で冷やしてあるのではなく、直前に氷で冷やされ提供されます。
口に含むと「コキュコキュッ」
歯を押し上げるほどの弾力と上品な甘みが口中に広がります。

蕨餅は原型が崩れる程、柔らかいほうが好みな私も、
ここのわらびもちは別格。
この独特の食感、一度食べればきっとハマリます。

地元京都人にもまだほとんど知られていないこの究極のわらびもち。必食です。

「和菓子処ほうせん」
http://www.housendo.com/pre/housen.html


「美味探求」 珠食家特派員NO1 アユ(京都在住)

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