すっかり秋めいて参りました。

 

最初に坐禅会の方は今暫く休会にしたいと存じます。予定は来年の10月からと思っております。ワクチン次第で前後します。御了承ください。

 

尚、個人講習会は随時受け付けております。ある程度の距離を確保して行います。

 

今回、傾聴という題で少々書きたいと思います。

 

先日も有名な女優さんが自ら命を絶たれました。大きなニュースになりました。ネットなどを見ると下の方に「命の電話」の案内があります。今回が初めてなのか以前からあったのは分かりません。

 

私も以前、お世話になった経験があります。

 

中々繋がらない記憶があります。同県でなく他の県が繋がり安い時もあります。女性の方が多かったと思いますが。男性の方も何回かありました。

 

主に傾聴です。稀にアドバイスをくださる方がいますが一般的なものです。

 

時間は基本、向こうからは切りませんが15分くらいです。何回か掛けていると15分くらいで纏まるようになります。

 

その頃になると自分が何回もお世話になるのは他の人のチャンスを奪うことになると思うようになり同時に電話は控えるようになりました。

 

人それぞれ悩みは様々です。多くの人は原因や対策は分かっていると思われます。しかし、その運命を受け入れる難しさです。

 

その時、黙って話を聴いてくださる。これは行き詰まった者には有り難い時間です。寄りかかる壁のような存在で間が設けられます。

 

では、その傾聴とは何か。私は魂とのふれあいと思っております。東洋的に申しますと人格、格とのふれあいです。

 

 

電話故に魂、格とのふれあいが対面以上に敏感に感じられます。こちらは相手の魂、格を感じ取ります。それは短い返事や息遣いでも伝わります。それは同時に経験豊富に傾聴をされている方々も感じ取っておられると存じます。

 

そこには慈悲の心があり菩薩、佛との接触と言っても過言ではありません。

 

しかし、過剰な期待は禁物です。相手も人であり生きて居られる存在です。体調の良し悪し悩みも御持ちと存じます。

 

只々、傾聴に感謝であります。そこに心が行かねくては堂々巡りになり渦巻きからの脱出は困難になります。

 

数年して傾聴の講習を受けました。今は、それらの経験も薄れ数少ない知識を絞りだして対応している自分がおります。

 

 

最後の一輪が落ちました。

 

 

                                                      令和2年 9月29日

                                                             宙 合掌

 

 

ー 緑と心豊かな郷土へ ー

 

 

 

 

 

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                                      株式会社 大日  代表取締役  関根 治

                                                  僧名        玄宙

                                                   dainichizendo@yahoo.co.jp

 

 

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