当たり前のことなんだけど。

 

練習で出せる力は、本番でも出せるかもしれない。

 

本番で出せる力は練習でも出る。

 

練習でも本番でも出せないものはだせない。

 

・・・

 

つまり何がいいたいのか?といえば。

 

競争馬におけるそれも半ば正しいわけです。

 

調教では動くのに本番はダメという馬もたくさんいますけど。

 

逆にね。オープンクラスやG1級になると・・・

 

セーブしていても調教時計はでちゃうものなんですな。

 

調教時計はやっぱり重要です。

 

調教時計出てても未勝利で終わっちゃう馬は多いのだけど。

 

確率は調教時計が出る馬ほど強い!は揺るがないと思うのです。

 

最強馬だから調教1番ってわけじゃないんだけどね。

 

イクイノックスという超強い馬がいましたけど、調教時計だけみれば上の時計を出す馬はたくさんいましたしね。

 

速い調教時計には、二つの側面があります。

 

一つは、能力の高さ。

 

もう一つは、調子の良さ。

 

 

能力の高さはいつでも!なので横の比較になります。

 

そして調子の良さは・・・縦の比較。馬個別でみるとわかる。

 

調教時計が出せていない馬は・・・単に能力(スピード能力)がないか、厩舎の方針で早い時計出るのをセーブしている。

 

後者があるのがとても厄介なんだよねー。

 

調教で本気の時計だしちゃうと、本番ではもう疲労していて力が出せなくてなんてこともあるからね。

 

あるいは、目標のレースがあって、前哨戦で仕上げきらないようにとか・・・

 

速い時計が出るのは、レース出走が近い?とも言える。

 

 

・・・

 

いろんな側面で調教時計を分析できるんだけどもね。

 

今日は・・・調教時計のここ1年のレコードをみていこうと思う。

 

 

ここ1年の坂路の上がり1Fのランキング

 

1位はハギノモーリスの栗東坂路1Fラストで11秒3

 

ぶっちゃけ坂路の最後の1Fってのは、一番苦しい勾配だし、その前に3F走ってることもあって

そんなに時計が出る区間ではないのだけどね。

 

直線平坦なら10秒台に相当してると思われ。

 

・・・ここ1年間では11秒4をきるラップは述べ3回しか記録されていない。

 

うち2回がルガルというトップクラスのスプリンターであります。

 

美浦の坂路コースは昨年改修されて栗東のそれより勾配がきつくなっており時計が出にくくなってと思っています。

 

そんな美浦坂路の1位は

 

ペリファーニアとグランベルナゲットの11秒5!

 

ペリファーニアはあのエフフォーリアの妹で桜花賞3着

 

グランベルナゲットもオープンだし。

 

実力は確か!

 

上がり2Fの時計

 

 

栗東では22秒9!

 

アドヴァイス!

モーリス産駒のスプリンターが日曜日にマーク。

 

本当はね、水曜日、木曜日の馬場で出して欲しいんだけどね。

参考記録ということにして。

実質1位は23.0秒!

 

ヨシノイースターかな?

こちらはルラシ産駒のスプリンター

 

ただね、この2頭はさ・・・最後1Fが上がり2F目に劣っているので。

本気だして走って出たタイムなので。

 

上がり1F最速かつ2Fの速い時計で言うならば・・・

 

ソノママソノママという馬が、11.7-11.7の23.4

ビッグアーサー産駒のスプリンター

 

3Fだと

 

 

またアドヴァイス!35.4!

だがこれも水木の追い切りではないので。

 

実質1位は正真正銘のG1馬ピクシーナイト!

35.5かな?

 

いずれもモーリス産駒であるというね(^ー^;)

 

それから4F47.0のピカリという馬も気になるけど。

 

森厩舎の○外ということで、ちょっとだけ補正が必要かな?

 

まぁ、坂路の時計を見る上で・・・参考にしたいのが。

 

4F50.0-36.0-23.5-11.4

 

このラップを上回る時計が出た馬は標準以上の実力の持ち主?といっていいと思う。

 

だがまぁ、坂路で時計出せるのはほとんどがスプリンターである!という事実も否定できない(^ー^;)

 

おなじようにして、ウッドチップコースにも注目していきたい!

 

 

上がり1F10.6がここ1年では最速である!

 

10.6~10.8ぐらいがサラブレッドの限界スピードかな?

 

フレミングフープまだ1勝クラスではあるけども・・・

 

ゆくゆくはオープンに上がる馬でしょう。

 

ただまぁ、ウッドチップコースで1Fだけみても難しいんだよね。

 

美浦の馬は基本6Fまでの計測が一般的で

栗東のウッドでは9Fの長めから流す感じなのだけど。

当然この3Fも長く走れば、最後1Fも鈍るってもんで。

なんならウッドチップであっても4F追いの馬もいるし。ね。

 

上がり2Fのほうが実質的な判断材料になるかな?

 

 

宝塚記念前にとんでもないパフォーマンスを披露してみせたドゥデュースが顔をだす。

10.9-10.8の21.7

 

圧倒的である!!

 

それから、このリストにはダノンデサイルやリバティアイランド、プログノーシス、ソウルラッシュ、ジャックドールの名前もある。

 

3F

 

 

さすがに3Fともなると、全体で4Fしか時計出していない馬が上位に!

 

34.0のサブライムアンセム

 

正直、美浦でも上がり1Fのみ、栗東で2Fまでしか時計を出さないようにしている気がする。

 

実際のレースに近い形式になると。9Fの調教で最初はゆっくり流し、最後の2Fでスパートという形式。

 

4Fもサブライムアンセムの47.5

 

 

5Fはエコロレイズの61.4

 

6Fはデシエルトの75.6

 

7Fもデシエルトの89.9

 

もこのへんになるとさ、ほとんどの馬が本気で時計出しに来ることがないから参考にならないんだけどもさ。

 

8Fも9Fもデシエルトである(^ー^;)122.8-105.6

 

まぁ、いうて9Fでこんなぶっちぎりの時計を出す厩舎いないので1/1で参考外中の参考外なのだけどね。

 

それから10F

 

イクイノックスを育てた木村哲厩舎が好んでやる調教で、いやキムテツしかやらないまである。

 

 

ここでの1位はカーペンタリア

 

147.0

 

まぁ、10Fの時計なんて超ドスローのレースと一緒で参考外中の参考外なので・・・

 

あんまり意味ないんだけど。

 

一応まとめておくと10Fのラップで

 

150.0-130.0-95.0-77.0-63.0-48.5-35.0-22.2-10.9

 

これの標準以上時計?を超えている馬がいたら注視していきたい!