さて、今回は・・・
今年の春G1での産駒の活躍がめざましすぎたエピファネイアを再度研究していきたい。
エピファネイアは現役時代、キズナと同期で、菊花賞とジャパンカップを優勝した期待の種牡馬で。
父はシンボリクリスエス、母はあのシーザリオという超良血馬。
良血というのと、ジャパンカップの圧倒的な勝ち方、皐月ダービー2着の菊花賞馬・・・準三冠といっても
差し支えない実績やサンデーサイレンスの血がだいぶ薄くなった血統も買われ。
社台SSで、キズナと共に次世代看板種牡馬としてスタッドイン。
たくさんの良血繁殖牝馬をあてがわれ・・・
初年度にいきなり無敗の牝馬3冠馬デアリングタクト。
そして、翌年も皐月賞、天皇賞、有馬記念を3歳で勝利するエフフォーリアという2頭の超大物を出したことで
押しも押されぬ社台の看板種牡馬となり、ディープインパクト亡きあとの、ロードカナロアと並ぶ
種付け料最高額の1800万円に設定された。
ところが・・・
ちょっとミソがついた。古馬になってから産駒が重賞をまるで勝てなかったこと。
エフフォーリアが成績不振で引退のあとは
昨年までの産駒成績が、大きく期待を裏切る結果に・・・
その折、種牡馬キタサンブラックがイクイノックスを輩出し・・・
キタサンブラックが大きく価値をあげ、その代表産駒イクイノックスが種牡馬になると。
対比してエピファネイアの人気は下火に???
・・・
さらにそんな折である、なんと今年は4頭でG1を4勝!
ステレンボッシュ、テンハッピーローズ、ダノンデサイル、ブローザホーンと
何がおきた?ぐらいに産駒が走り始めたのだよね!
そもそも産駒がG1を4勝ぐらいはまぁあっても4頭も年にG1馬をだしたとなると?
ディープインパクトやサンデーサイレンスぐらいしか記憶にない。
1頭大物をだして、たくさんのG1を勝つことは珍しくないけど。
産駒が同じ年に4頭もバラバラで勝利するというのは・・・珍しい記録だと思う。
それゆえ、たくさんの産駒がG1を勝つというのは、種牡馬の優秀さを示しているというわけ。
G1では珍しすぎるゆえに、種牡馬の一般的な評価は新馬・未勝利の勝ち上がり率で評価されることが多いが。
勝ち上がるだけでなく、重賞はおろかG1勝ち馬を複数頭送り込むというのは・・・
すごすぎる。
と、前置きが相当長くなったところで、再度、超評価のエピファネイアを分析していくとする。
もう6世代が走り相当なサンプル数がでたことで、エピファネイア産駒のだいぶ信頼度のおける傾向がわかるようになったのか?と。
まずは
全体成績。
勝率8.5%
すごいかとすごくないか?というと・・・リーディングではこんなものだろう。
どうして、同じ産駒同士が同じレースでたりとかそういうのがあるから、勝率10%を維持するのは難しい。
言うて、芝だけなら10%足らずの数字に。
回収率は、ちょっとうーん。厳しいですけどー(^ー^;)
馬券師的にはここが一番欲しいんだけどね。
エピファネイア産駒と相性のいいジョッキー。
まぁ、乗りこなしてるといったほうがいいかな?
ルメールはまぁ、別格として。
エピファネイア自体に騎乗していた元ジョッキーの福永
現役では。
戸崎、そしてエフフォの主戦だった横山武史
それから、松山、川田と続くわけだけども・・・
いずれも回収率がねぇ・・・
と、ここで救世主?デムーロ!なんと219%も
そして、典さんも100%超えだが、さらに上が!!!
幸ジョッキーのこれおかしくね?300%超え?
2,3着も多くて・・・
個人的には、エピファネイア産駒乗りMVPは幸ジョッキーに上げたいと思う!
調教師はどこがいいのか?
やはり1位は、デアリングタクトを育てた杉山厩舎。
そして今年ダノンデサイルでダービーを制覇した安田翔伍厩舎と
G1ホースを出している厩舎がそりゃ上位だよね。
そして、大物を預かるキムテツ厩舎まで単勝回収率が100%超え。
個人的に注目なのは、鈴木考厩舎と
橋口慎介、石坂公厩舎と安田翔伍も合わせて2世トレーナーがエピファで好成績をあげている印象。
それから、松永幹夫、高柳大と、関西のエピファネイアが馬券では儲かる感じ?
馬体重・・・ブローザホーンにみる比較的小さいエピファネイア産駒に注目?
これは一つ特徴だよね。
あとは、500kgを超えるとまた勝率が高くなるという両極端な馬体の産駒が良いらしい。
馬番は奇数番ゲートから出るとやや好成績で
回収率が100%超えてるのが、1.5.7.9と一桁馬番ほどいいみたい!
なぜか?はわからない(^^;)
気性が激しい子が多そうなのに、ゲート先入れのほうが穴あける?ってことかね?
枠順でみても、真ん中より内側のほうが成績がいい傾向にある。
脚質戦法はまぁ、他の馬と同じで逃げ・先行が勝率高いし、回収率も高い。
注目したいのは、PCI!
PCI値は高いほど、上がり勝負ということで、この数字をみてもわかるとおり
エピファネイア産駒は上がり勝負に非常に強い産駒傾向を示しているといえる。
そんなバチバチにキレる印象はないんだけどねー。
エピファネイアといえば・・・の一番の特徴はこれでしょうね!
新馬戦おそろしくつえーーーー!!!
エピファネイアの新馬戦だけ買ってれば儲かるやんっ!という。
それから、ダノンデサイル、テンハッピーローズが押しあげまくったとはいえ、
G1での単回収率が非常に高い!
これだけは抑えておきたい特徴だよね!
得意競馬場は東京!
それから回収率が中京ということで。
もしかしたらサウスポー傾向があるかもしれないですねー。
苦手は函館、福島、京都・・・そして京都内回りダメで
小回りコースが苦手なのかもしれない。
小回りコースは直線が短いため、コーナーでペースが上がる事が多く。
上がり勝負になりにくい?というのが影響しているのかも?
ものすごい特徴的だよね。
新潟、京都、阪神と、内回りと外回りでこんなに勝率の差がでるの?ってぐらいめっきりくっきり特徴がデータに
出ている!
これは馬券で使えるかもね?
距離!
根幹距離がめちゃくつよ!
1600,2000,2400mで好成績という。
ちょっと今の競馬の時代背景にマッチしたチートな性能をしているといえる。
番組が多いし、G1も多い距離!だから、エピファネイアはG1勝つのか!というね。
馬場はさ、あ、良馬場じゃないと走らないレベルに雨が苦手。
そういうイメージもってたから、ブローザホーン買えなかった一因もあったんだよねー。
ブローザホーンは雨重強かったけどねー。
頭数は手頃な9~12頭立てだと勝率が高い!
なぜかフルゲートとか多頭数だとパフォーマンス落ちる。
不思議な種牡馬だな。
生産者は圧倒的にノーザンファーム!
だが、回収率だと社台ファーム、千代田牧場、岡田牧場など
非ノーザンのほうが回収率が高い傾向にある!
最後母父。
やっぱり、キンカメ・ハーツ、ステイが強い気がする。
それから、ゼンノロブロイ?
なんでだろう?
基本的に、サンデーサイレンスのクロス前提で、サンデー系の種牡馬が母父というのが上位なんだけど。
狙うべきは・・・非サンデーかもしれない。
ジャングルポケット、ルーラーシップ、タニノギムレットなんかがすごい。
あんまりサンデーサイレンスのクロスにこだわりすぎないほうが・・・美味しい。
というか、ちょっとかわいそうなんだけど、サンデーサイレンスのクロスがあるおかげでとか思われているのかもしれない。
だが、そもそも種牡馬としての能力が高い?!
そう考えたほうがいいのかも・・・
(^^;)
とりあえず・・・
当面は、新馬戦。そこそこの頭数、左回り、オオバコ、外回りで単勝ベタ買いがありかな?