先週ね、早く新馬戦を勝ち上がった新種牡馬がいて。
シスキン!
まさかのシスキンですか!と。
今年新種牡馬の目玉のサートゥルナーリアでもモズアスコットでもなく
まさかのシスキン。
そんなシスキンについて軽ーく血統とか競争馬時代の戦績とかで考察していきたい。
まずは血統だね。
ファーストディフェンス✕オアシスドリーム
なんというかね、血統構成をみていると。
ダビスタ3ぐらいで使えるようになった名種牡馬が並んでる。
アンブライドルド、グリーンデザート、ザフォーニック、エルグランセニョールなど。
それからレジェンド級の名馬シアトルスルーやダンシングブレーヴなんかがいる。
父は北米のダートで、母系のほうはオアシスドリームやザフォーニックなんかをみても欧州のマイラーって感じ。
で、ここから導き出された答えというか、競走成績は。米国生の愛国育ちで
(JRA-VAN WORLD様より勝手に引用)
これをみてわかると思うけど、早熟スプリンターって感じですね。
一応愛2000ギニー(日本の皐月賞にあたる)マイルまで優勝して5連勝したのち。
早枯れしてるーって感じだけど。
イメージは欧州早熟マイラーって感じだよね。
ダートもやれる下地が父系にあるんだけど。
アンブライドルズソングは日本で母父に入ってコントレイルやスワーヴリチャードなどを出すなど芝大物を出す感じ
なのでまぁ、欧州早熟マイラーでどっちかといえば、オアシスドリームーグリーンデザートの流れをくんで
スプリンターより!とみていいかな。
そんなシスキンが
先週いきなり勝馬を出したのだけど。
キトンインザスカイ!
芝の1400mでした。
なんだけどね。
このシスキンまだJRA登録たったの4頭なんだよね。
早熟のマイラー血統なのに!
社台SSで種付け料200万円で相当産駒いるはずなのに!
これがさ、ミッキーアイル、リアルスティール、サトノアラジンなんかを社台から追い出してまでいれる馬か?
って感じだけど。
いきなり新馬戦を注目されていなかった馬が優勝したことで・・・納得させた感じ?
・・・
なれども・・・シスキン。
やっぱ、これ2歳の間は注目しておいたほうがいいですよね。
だって、早熟スプリンター種牡馬だし。
言うてしまえば、ヨハネスブルグの互換みたいな感じですし、血統は全然違うけど。
もうさ、これ社台SSからしたら導入の目的がはっきりしていると想いません?
この馬は、そのアンブライドルズソングの系統なわけですよ。
そして、オアシスドリームが母系にいて、現役競走成績は早熟スピード馬って感じです。
おぃらの独断と偏見で深読みするならば・・・社台SSのシスキンの導入の目的は。
オルフェーヴルやキズナやイクイノックスらの将来の繁殖相手を作るための種牡馬導入なのではないか?と。
コントレイルやスワーヴリチャードが母父アンブライドルズソングから生まれたので。
母父アンブライドルズソングというのがほしいんですよ。
とりわけスピード型で早熟なのが・・・
例えばオルフェーヴルなんかみるとあきらかに晩成傾向がありスピードが足りないんです。
オルフェーヴルから出た芝のG1馬は初期にでたラッキーライラックとエポカドーロは共にミスプロ系のスピード型のお母さんから出てる。
オルフェーヴルで成功させるためには、早熟スピード馬を母父にもつ繁殖牝馬が必要なわけですよ。
だから、シスキンなのではないか?と。
そう読んでるんです。
だけど、シスキンなんて誰も喜んで配合したがらないでしょ。
あまつさえ牝馬がでてくれないとお話にならないのだから。
社台ノーザンが身銭を削って将来の社台SS種牡馬のお嫁さんづくりに勤しんでいる?
そういう感じかなーって思っています。
で、いきなり勝ち上がったキトンインザスカイがたたき台というか。
そういう傾向ででてくるんじゃないかな?と。
芝の短距離2歳戦しか・・・シスキンの買いところなぞないのではないか?と
まだ登録4頭しかいないのも謎ですよねー。早熟馬だろ?って
ちなみに
JRA現状暫定2歳産駒登録1位のキズナは53頭、2位のエピファネイアが48頭
シスキンはこの半分の種付け頭数であったとしてもまだ4頭しか登録していないのは
どうなんだ?これ!
新種牡馬の枠でも暫定1位サートゥルナーリア42頭、モズアスコット40頭にくらべても
明らかに少ないんだ。
と思ったら、シスキンの初年度の種付け頭数まさかの20頭でした。社台SSにいる種牡馬は
みんな100頭ぐらいつけているのか?とおもってたわ(^ー^;
まぁ、キズナ・エピファが200頭と考えると・・・やっぱり種付け頭数の1/4ぐらいが今時期の登録は妥当なのかな
そうするとシスキンの4頭しかいないのは妥当?かとも思うけど。
・・・
まぁ、そんなわけで。
ワタクシのシスキンの見立てでは、あんまり競争馬としての期待はしていないのではないか?と読んでいます。
将来の社台SS看板級種牡馬にあてがうための繁殖牝馬つくりのために導入した種牡馬?
とにかく、昨今の傾向では繁殖牝馬がね、ストームキャット系に代表されるように早熟スピード馬が重宝されるんです。
ディープインパクトの最強のお供は母父ストームキャットだったわけです。
キズナを筆頭にディープインパクトの後継種牡馬はこの配合だから。
繁殖牝馬は・・・言うまでもなく擬似コントレイルの配合でいきたいんだと思うんだよね。
祖父ディープインパクト、母方の曽祖父アンブライドルズソング
こういうのがつくりたいんだろうと思っています。
繰り返すけどシスキンは産駒の競走成績を期待しているのではなく、早熟スピード型の繁殖牝馬の生産を目的としている!と。