20年以上前の曲やで!

 

この曲が素晴らしい。

 

Mr.Children

 

 

【Everbody goes ~秩序ない現代にドロップキック~】

 

この曲の歌詞が令和の今まさに刺さるんや!言葉が!

 

リリックが♪

 

”複雑にこんがらがった社会だー!

組織ん中でガンバレ!サラリーマン!

知識と教養と名刺を武器に

あなたが支える、明日のニッポン!

 

そして ユー! 晩飯も社内でインスタントフード食べてんだ?

がんばりやさーん! うーうーうー

 

報われないけどー”

 

一生懸命安月給で夜遅くまで残業してるサラリーマンの悲哀が目に浮かびます。

 

(^ー^;)

 

ね、めちゃくちゃ自分らとリンクして共感するっしょ!サラリーメンの皆様!

 

めっちゃ皮肉がきいてるよね!

 

”上京して3年彼女にすりゃチャンス!

地道なダイエットの甲斐もあってー

カメラの前で悩ましげなポーズ

そしてベットじゃ社長の上にまたがってー

 

OH!You!

それでも夢見てるムービースター

世間知らずのお人よしさーん う

相変わらず 信じてるー♪”

 

ね、売れない女優さん?モデル?アイドルの卵のリアルが

目に浮かびますよね。

 

そんな夢みさせる言葉で誘惑して騙されているとも知らずに・・・

 

”エブリバディゴーズ!

エブリバティファイツ!

秩序のない現代にドロップキック!

エブリバディノーズ!

エブリバティウォンツ!

でも、ノーノーノー皆病んでる~♪”

 

みんなやってる!

みんな戦ってる!

こんな秩序のない現代にはドロップキックを食らわせてやろうぜ!

みんな知ってる!

みんな望んでる!

でもさ・・・ないんだよ!皆病んでしまっていて。

 

日本人のみんなこういう皮肉いいたくなるような日常をさ。

受け入れて戦って必死に生きてるけど。

なんとかドロップキック食らわせて良い世の中にしてやりたいんだけど。

わかってる!そして望んでいるんだけど。

みんな受け入れて諦めてしまうんだよねーみんな病んでるね!こりゃ!

 

という社会風刺のパンチがききまくったレリック!

 

おつぎのフェイズはさ・・・よくある幸せ?な家庭のワンシーン

 

”愛する一人娘のために

良かれと思うことはやってきた!

教育ママと近所に呼ばれても

結構家庭円満なこの18年間

 

でもYou 娘は学校フケてデートクラ―ブ!

で家に帰りゃまたおりこうさーん

可憐な少女演じてる♪”

 

・・・わかりみ深いぁああああ。

厳しい家庭で、箱入りで育った娘だと思っていた我が子が

まさかまさかで、学校サボってデートクラブ(今だとパパ活ってやつか?)でお金もちの

異常者のおっさんにお金もらってあへあへしててさ。

家で、親向けのいい子ムーブを相変わらずしてる。

 

まさか娘が!というな・・・

怖いよねー。

こうならないように育ててきたつもりが順調に汚れてたッてゆー現状。

嘆きが止まらない。

 

これが近所でも有名なワルガキが事件を起こしてならわかるけど。

いい子で育ってたと思ってたのに・・・!(;。;

っていうショッキングな出来事がこれから起こるという・・・シーンが思い浮かぶ。

 

”エブリバディゴーズ!

エブリバティファイツ!

羞恥心のない10代に水平チョップ!

エブリバディノーズ!

エブリバティウォンツ!

でも、イエスイエスイエスー必死でいきてる!”

 

そうそう、立場は違ってもみんな今の苦しい社会を必死でいきているんよね!

 

続けて

 

”あー 仕事のできない連中はこう言う!

あいつは変わったうぬぼれやさーんー

こんなにガンバってんのにー♪”

 

”エブリバディゴーズ!

エブリバティファイツ!

退屈なヒットチャートにドロップキック!

エブリバディノーズ!

エブリバティウォンツ!

明るい未来って何だっけ?”

 

”エブリバディゴーズ!

エブリバティファイツ!

秩序のない現代に水平チョップ!

エブリバディノーズ!

エブリバティウォンツ!

でも、ノーノーノー皆病んでる~♪

必死で生きてるー♪”

 

出る杭をうつ脚をひっぱるお荷物さんは。

一生懸命頑張って成果をだした人を

あいつは変なやつでうぬぼれやさんだ!とか貶めるような言葉を

平気でいうんだよねー。

隠れて努力した成果なのに!

 

それから、ミスチルの桜井さん自分自信のアーティストとしての不満?

 

退屈なヒットチャートにもドロップキック!

当時の出来レースの音楽ランキングに物申したかったんだろうね!

 

トレンディドラマのワンシーンが脳裏にうかぶようなラブソングっぽいの

ビジネスミュージックとして売れる音楽ばっか依頼されていたんだろう。

 

もうやだーおれは描きたいことを書いて詩をつくるんだー!

そんな想いがつまったとんでも社会風刺ソングがこの曲ってわけ。

 

必死で現代を生きている一般の人の共感うけた一方で

賛否両論だろうね!こういうミスチルも好きな人は好き!違和感を覚える人もいた!

 

でもさ・・・

 

思うんだよ!漫画家やミュージシャンは・・・自分の創作物を通して

自分が公に言えないようなことをみんなに伝えようとしているんだなーってこと。

 

いい作品には、ダイレクトではないけど、視聴者に伝えたいメッセージのようなもの

が込められてることが多い!

 

ただ・・・作品を味わいつくさないと・・・誰にも感づかれないのだけどね。

 

おそらく今の世の中もそうで・・・

 

誰かが面と向かって、政治に文句を言ってほしいんだよねー。社会がどうにもおかしいぞーーー!って。

 

ロックミュージシャンのおこりは、大抵社会風刺!

 

アウトローなんだよね、尾崎豊とかザ・ブルーハーツとかどうにもらない社会に対して

不満をぶつけてくれていて、それが共感を呼んでた!

 

誰か、強い影響力をもった人が先導をしてくれないと。

 

社会は良い方向へは変わらないんだよなー。

 

少なからず、社会を皮肉るアーティストはまだいると思うんだけど。

 

難しいのが、順番間違えてるんだよね。

 

売れてから言わなきゃいけない。

 

売れる前から社会批判しても・・・潰されるだけ、出る杭は叩かれて大人しくさせられるだけ。

 

今のアーティストは、干されるのを恐れてビクビクしてる人達が多いような気がする。

 

でもさ、時には命がけでムーブメントを起こさないとダメなのかもしれないよ。

我々は仕事をやめさせられたら明日食うにも困る状態まで追い込まれてるから

よっぽどの覚悟がない限り反政府運動なんてできやしないんだけど。