先週末、とても悲しい事故があり。

 

現役のG1ジョッキーで800勝をあげたばかりの藤岡康太ジョッキーが亡くなったとの報が入りました。

 

JRAでは、長らくレース中の事故でジョッキーが死亡するケースというのはなかったんです。

 

JRAの努力のおかげか?ジョッキーが巧みになったおかげか?

 

本当に忘れていた大惨事がおきてしまった。

 

その長らくJRAのジョッキーが落馬事故はあっても命を落とすまでは本当にしばらくなくって

 

レース中の落馬事故で亡くなったのは・・・

 

私が小さい頃の若手ながらG1ジョッキーとなった故・岡潤一郎ジョッキーまで遡ることになる。

 

調べたところ・・・1993年だから。もう30年以上前のこと。

 

だからさ、JRAのジョッキーは落馬事故にあってもダイジョブ!きっと大丈夫!って思っていたんだよね。

 

大きな落馬事故は、武豊ジョッキーだろうとなんだろうとみんな経験しているし。

 

ちゃんと復帰してる、直近では三浦皇成ジョッキーや見事に復活した北村宏司ジョッキーなんかが

 

重いケガを乗り越えて復帰。

 

まぁ、命落とすまでなくても復帰に至らなかったジョッキーも数多い、佐藤哲三ジョッキーや藤井勘一郎ジョッキー他

 

あまたいるんだけど。

 

まさか・・・ね!命を落とすことになるとは。

 

そんな藤岡康太ジョッキーの亡くなる1ヶ月以内前には、地方で塚本ジョッキーが亡くなっていて。

 

海外でも日本で短期免許取得して騎乗したこともあるドイツのミナリクがやはり落馬でジョッキーへの復帰が絶たれ

亡くなっていた。

 

若くして、華やかな舞台で、躍動するジョッキー達もこういう危険な職業なんだなーってことをあらためて思い知らされる。

 

・・・

 

とりわけ・・・ね。

 

今回の藤岡康太ジョッキーに関しては、長い競馬愛好人生を送るおぃらにとっては・・・とっても思い入れ深いジョッキーでして。

 

正直、ミナリクやら公営の塚本ジョッキーとか競艇とか競輪とかのレーサーとかも亡くなってるけどさほど感じるところはなかったけど。

 

今回の藤岡康太ジョッキーの訃報については、思い入れが強かった分、悲しくて胸がいたんだ。

 

藤岡康太ジョッキーは・・・

 

もっと好きなジョッキーの一人というわけではなかったけど。

 

大好きな浜中ジョッキーや丸田ジョッキーと同期で・・・注目のひとりでした。

 

とりわけこの同期組は、他にも田中健や宮崎北斗とか荻豚とか・・・穴メーカーの個性的なジョッキーが多くて

 

よく馬券でお世話になったものです。

 

そんな中でも浜中・藤岡康太は、若い時期から頭角を現してG1を勝つジョッキー=腕の達者なジョッキーとして

 

名を馳せていたんですよねー。

 

藤岡康太ジョッキーは、兄に藤岡佑介がいてさ。

 

まぁ、おなじジョッキーやってるんだからどうしても比較しちゃうわけよ。

 

ちょっとやさしいけど、何かちょっと足りない兄藤岡佑介は・・・髪が薄いとかでイジられる美形って感じではなかったんだけど。

 

弟はさ、兄貴とは全然違ってジャニーズ系にいてもおかしくないようなイケメンに部類してもいいナイスガイで。

 

さらにはさ、大胆な騎乗と強いハートで、あっさりG1勝ってさ。

 

兄より優れた弟キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!ってなってたよね、完全に!

 

その藤岡康太ジョッキーのG1勝ちは若くして達成したジョーカプチーノを最後にG1勝ちからは遠ざかっていたし。

 

中堅レベルの活躍でしかなく、やや足踏みが続いていたんだけどさ。

 

名門厩舎・・・友道厩舎をお手伝いする中で、稀にすごい馬の代打騎乗をもらって・・・きちんと結果だしてたんだよね。

 

特に、ワタクシは本当に感謝しているのは、ワグネリアンで優勝した神戸新聞杯。

 

ワグネリアンはダービー馬ですよ。

 

そんな馬がしかもダービー勝った直後の秋の大事なレースで。

 

主戦の福永祐一ジョッキーが乗れない?落馬か騎乗停止中か海外か覚えていないけど・・・

 

乗れなかったんだよね!そこで代打一発!

 

決めてみせた!それもミスのない完璧な騎乗で・・・

 

そして、ワグネリアン頭の馬券で・・・大金ゲットしたおぃら!ほんと藤岡康太ジョッキーにはあの時非常に感謝したよね。

 

それからしばらくも代打男って感じではあったけど。

 

近年は、大きな活躍をしていたわけじゃないけど・・・着実にその腕が認められていってて

 

とりわけ、ダーレー・ジャパンつまりゴドルフィンから信頼を勝ち取っていたと思うんだよね。

 

やたらゴドルフィンの馬に乗ってるイメージが強くて・・・

 

あの世界のゴドルフィンですからねー。ゴドルフィンといえば・・・騎手を選ぶことでも有名ですからね。

 

欧州では、ジョッキーと専属契約を結んで優先的に乗らせるレベル。

 

そんなゴドルフィンから乗馬をたくさん託されてたんだから・・・やっぱり腕を買われていたと思うんだよね。

 

・・・それから先程のワグネリアンで代打騎乗成功と・・・その友道厩舎の信頼、

そしてその馬主の金子真人ホールディングスから信頼も地味に勝ち取っていて・・・

 

ワグネリアンについでまたしても金子真人・友道タッグの終わっちまったダービー馬マカヒキが

 

超高齢ながらも復活の重賞勝利!それを演出したのが何を隠そうこの藤岡康太だったんですよね。

 

この印象が強くてさー。

 

騎乗のうまさにムラがあるのは確かだけど、上手だよなーって。

 

毎年コンスタントに50勝前後勝利しているだけあるなーって。

 

そして、その信頼はさらに高まることになったのが、昨年の感動的なこれまた代打騎乗での

 

ナミュールでのマイルCS勝利!!!

 

すごかったよね!なんせ、世界のムーアがのるはずだった馬が急遽回ってきてさ・・・

 

一発回答せしめるんだから!

 

ナミュールは、2歳の頃から期待されてた馬だったけど、G1がとれずにくすぶっていたんだけど。

 

もうダメかな?って思ったら、まさかまさかの代打藤岡康太でG1初勝利!!!

 

あの時のオッズが忘れられないんだわ。ムーアだったらオッズ10倍は違っただろ?っていう。

 

ムーア落馬で代打藤岡康太!が発表されてからモリモリ配当がオッズがあがっていったんだよね。

 

・・・

 

でも、そのムーアから藤岡康太へのジョッキー変更不安で評価されてないっていうのを

 

見事に覆してみせた手腕。

 

やっぱり上手だったやんっ!って・・・もう乗り替わり=代打騎乗=藤岡康太ぐらいのイメージになってきてたんだよね。

 

今年はその波に乗って堅調に勝ち星伸ばしていってて・・・なんと今時点で、リーディング9位だったよ!

 

このまま年間問題なく騎乗してれば100勝近くしてただろうし、リーディング10位以内もあったかもしれなかったよね。

 

キャリアハイ更新は間違いなかったと思う!

 

ようやっと円熟期というか、信頼を勝ち取ってきていた矢先のことだったよねー。

 

今回の事故。

 

まさか・・・だったよ。

 

 

もしかしたら、ルメールが落馬で乗れなくなっていて、ルメールの代わりに誰乗せる?のリストに確実に

 

候補になっていたはずのジョッキーだったと思うし。

 

大げさかもしれないけど、ナミュールの代打騎乗成功一発で、ようやっとこれから!1流へ!ってとこだったと

 

思うんだよねー。

 

なのにこんな形で亡くなってしまうことになるだなんて・・・

 

・・・

 

とっても悲しい。

 

藤岡康太ジョッキーは今年注目してるジョッキーの一人でさ

 

 

塗りつぶしが今年My注目ジョッキーなんだけど。

 

その中でも去年から今年にかけておぃらが本命にした中で2番目に勝ち星あげてたんよね。

 

まぁ、正直あんまり馬券の相性はよくなかったけど・・・密かに注目はしていた。

 

まぁ、相性がよくないだけで・・・先ほど紹介したように、なんと今年は暫定でリーディング9位の勝ち星をあげていたわけだからね。

 

繰り返すけど・・・御年35歳とはいえ、これからのジョッキーだった!んだよ!(;。;)

 

今週のG1は皐月賞なんだけどさ・・・

 

ちょっと、藤岡康太絡みでメンタルが心配なジョッキーがいるんだよね。

 

ちょうど皐月賞の枠順が発表されていたからみていくと

 

 

一番はやっぱり兄貴の藤岡佑介・・・

 

なんせ優しい優しい兄貴だからさ・・・弟の死で・・・一番メンタル病んでるかもしれない。

 

それから、同期で大親友?だと思われる浜中ジョッキー!

 

競馬学校時代からの仲良しな様子は、ちょいちょい雑誌なんかで語られていたし。

 

ほんと残された浜中ジョッキーのメンタルが心配でならん。

 

それから、やっぱり友道調教師だよね・・・

 

たくさん藤岡康太ジョッキーに目をかけてチャンスをやっていた調教師だと思ってる。

 

 

友道厩舎は川田の次ぐらいには、藤岡康太を重用してた!それぐらいの仲ですよ。

 

上述したダービー馬のワグネリアンとかマカヒキの代打勝利とかも・・・

 

常日頃から、友道厩舎を手伝い影でダービー馬誕生の立役者になっていたかもしれない藤岡康太。

 

彼を失ったのは、この厩舎にとっても非常に辛い出来事ではないかな?

 

皐月賞は関係ないけどさ。

 

 

藤岡康太ジョッキーが直近で関係が深かった調教師・厩舎は

 

武幸四郎!

お父さんの藤岡健一厩舎

それから先ほど紹介した名門トレーナーの友道厩舎に

野中、宮、鮫島・・・

 

とりわけ・・・野中✕ゴドルフィンと

宮✕コパノだよね。

 

藤岡康太がいなくなってだいぶ戦力が落ちると思われる厩舎(;。;)

 

・・・

 

藤岡康太ジョッキーの冥福を祈りながら・・・

 

残された彼と関わりの深い人達のことを思うと・・・胸が張り裂けそうである。

 

馬乗りという職業が、最初から危険であることは、わかってたことだったけど。

 

JRAではあまりにもしばらくなかった死亡事故だから・・・

 

 

とりわけ、仲良しで当然ライバル関係だったであろう浜中ジョッキーの心痛・・・だよな。

 

おぃらならモチベーション落ちるわ。

 

まぁプロだから、仲良しのジョッキーがなくなったから、自分の仕事も手につかなくなる!というか

 

やる気なしとか言うことにはならないだろうけどもさ。

 

心がなんだかフワフワしてしまって、上の空になっちゃうんじゃないか?と。

 

たまに引きづられる人もいるよね。

 

大事な恋人や家族やペットでそもうだけど大事な人が亡くなったことで・・・

 

強い喪失感から、生きがいをなくし・・・ってことになんなきゃいいんだけどなぁ。

 

友人や家族の死を乗り越えてあるいは糧にしてがんばれる人ってどれくらいいるんだろう?

 

また、人の死の前ではなんでもかんでも不謹慎ってことになっちゃうからさぁ。

 

皐月賞で勝ったあとに、どうしても藤岡康太についてふれると思うんだよね。

 

勝負前からだけどさ。だから、こういうときはしがらみのない外国人があっさりとかって感じで

 

ムルザバエフとかモレイラとかが藤岡康太の死のダメージ0でもっていくかな?なんて。

 

・・・

 

そうそうモレイラはやや関わりがあったりするんだよね。

 

昨年・・・ナミュールを見事な代打騎乗成功させた藤岡康太のコメントにあったんだけどさ。

 

前走ナミュールに騎乗して重賞を勝利していたモレイラにナミュール騎乗のアドバイスをもらっていたとか

 

なんとかでさ・・・もしかしたらその1件でモレイラもこの藤岡康太と親交がそこからあって

 

今回やや心痛な面持ちでいるかもしれない。・・・まぁ外国人にそういう日本人の死に対する悼む気持ちから

 

パフォーマンスを落とすなんてことに期待しちゃいけないのかもしれないけども。

 

ともあれさ、なんらかの形でしばらくの間は・・・藤岡康太ショックが競馬サークル内ではありそうだし。

 

単なるいち馬券ファンの我々にとっても・・・少なからず影響するんじゃないかな?

 

とりわけ浜中ジョッキーはマジで大丈夫かなぁ。心配だよー。

 

大親友がなくなったんやぜ・・・

 

そこから2日や3日で、何事もなかったかのように・・・とは行かないと思うんだよなぁ。

 

とにもかくにも、よくがんばった藤岡康太ジョッキーの御冥福をお祈りいたします(;。;)

 

ほんとキミはまだこれから!というか今年覚醒のはずのジョッキーだったんだぜ!!!

 

ショックすぎてもう、何考えていいかわからないよ。(>_<.