優勝したのは・・・

 

昨年日本導入決定&いきなりG1馬をだしたパレスマリス産駒のノーブルロジャーでした。

 

うーん。

 

そうか、そういう考えただったかー。

 

予想記事にも書いた通り。

 

良馬場でも時計がかかるややタフな馬場コンディションだったので。

 

マイルギリギリの種牡馬はきついかなーとおもって、中距離種牡馬に焦点をあてたんだけど。

ちょっとベクトルが間違っていて、ダートとか欧州の馬場でもやれそうな種牡馬!!!

 

という方面だったなーというのが結末でした。

 

 

本命のタイキヴァンクールは前回よりも前につけてましたけど。

 

前後左右を完璧にかためられてしまって身動きの取れない位置。

手応えはなかなかあって弾ける手応えはなくはなかったんだけど。

 

進路がねぇ。

 

中途半端でした。ガッツリラチ沿いか、あるいは大外に持ち出せばっていう感じありましたね。

 

ただ、結局・・・

 

1番人気エコロブルームを除いては、外々のいい馬場を使った馬の差し決着だったんですよねー。

 

優勝したノーブルロジャーの川田ジョッキーはもう完全に。

 

はじめから外を狙ってた感じでした。

 

同じ順位にいたタイキヴァンクールは内に押し込められて終了でしたが。

 

コーナーで外に何もいなかったノーブルロジャーは・・・

 

直線で大外に進路を取ってから追い出し。

 

馬場読み勝ちってとこでしょうか?

 

未勝利戦の切れ味を馬場に殺されながらも能力をみせたエコロブルームが

 

なんとか2着に踏ん張り。

 

3着争いは内で先行して粘るラーンザローゼスを

 

外から一気にウォーターリヒトが突っ込んできて超大穴をぶち開けました!!!

 

・・・

 

決め打ちで決めた川田。

 

大外っぷりはっていうとさ、ほぼ最後方からやってきて大外一気のはずのウォーターリヒトよりも

外へ行ってたからね。

 

それほど、内の馬場はよくなかったんだろうね。

 

それと、エコロブルームも実はスムーズじゃなくて4番手でコーナーまわったんだけど。

 

直線入り口ではエコロブルームの前のほうで。

 

メイショウサチダケに向かって、外からフェリー二が外から猛烈にタックルしてきて。

 

メイショウサチダケは手綱ひっぱるほどくらって、この後ろにいたワタクシの本命のタイキヴァンクールも

 

進路がなくなったよねー。エコロブルームとルメールも100%迷惑がかかったわけじゃないけど。

 

このいざこざを避ける手間が発生してはいたよね。

 

だから、4番手にいたのに直線でうちの方から差してきて後ろにいたのに先に抜け出したかっこうになった

 

ノーブルロジャーを差してきているような格好になった。

 

このロスがなければ、勝てなかったとしてもノーブルロジャーとの差はもしかしたらきわどかったかもしれないよね。

 

・・・

 

とまぁそんな感じなのだが、種牡馬の答え合わせ。

 

 

パレスマリス・・・北米ダートのマイラー

ダイワメジャー・・・芝ダート兼用のパワーマイラー

ドレフォン・・・北米のダートのスプリンター

 

ということでね。

 

この冬芝の時計のかかる京都の馬場で欲しかった血統は。

金杯とは違って、スタミナが求められるのではなくて、パワーが有りダートも大丈夫な血統だったね。

 

ダート血統の短距離馬のゼルトザームが結構粘ってたこともそれを証明してる。

 

・・・

 

そっかーそっちだったかー。

 

実はね、アメリカのダートって日本のガチの”砂”と違って・・・

土なんだそうなんだよねー。

 

イメージとしては、開幕最終週で芝が削り取られてハゲちゃった感じの芝。

 

だから、サンデーサイレンスを筆頭にしてアメリカから輸入してきた種牡馬ってのは。

 

欧州で凱旋門賞とかキングジョージとかを勝ってきた種牡馬よりも・・・日本の馬場に適性がある?

ということもできる。

 

そんな1着のノーブルロジャーの血統なんだけども。

 

 

パレスマリス✕モアザンレディ

 

パレスマリスは、ベルモントSとメトロポリタンHを勝った異色の馬なんだけど。

ダート長距離のベルモントS勝ちには目を瞑って、ダートのマイラーっていう印象でいいと思う。

その父のカーリンはブリーダーズカップ・クラシックとドバイワールドカップを勝った名馬で

 

まぁ、ガチアメリカンなパワータイプのスピード馬ってイメージ。

で、日本でも繁栄しているミスプロ系の流れ。

 

母系はサンデーサイレンスの祖であるヘイローの流れで、母父がクリスエスでロベルトなこともあり。

日本の芝でやれそうな北米血統ってわけ。

イメージとしてはフジキセキ✕シンボリクリスエスみたいな?

で、パレスマリスは、米国版キングマンボみたいなイメージでいいんじゃないかな?

 

で、同馬ノーブルロジャーはミスプロとロベルトのインブリードをもってる優秀な血統。

 

そして、パレスマリスはこのノーブルロジャーとジャンタル・マンタルの芝重賞ウイナーを早くも2頭送り出した

優秀な種牡馬!という評価に!

2頭出しただけでもすごいんだけど。

 

キズナとかエピファみたいに何頭も産駒が走ってるわけじゃなく。

◯外としてもってこられた10頭にもみたないうちの2頭が重賞勝ちという高確率で重賞馬を出していること!

なんだよね。

モーリスの父のスクリーンヒーローも1、2年目の産駒でそんなに頭数が多くない中2頭のG1馬をだしたことで

評価が爆上がったのと似てる!

 

生産者が求めているのは、1頭大物を出す馬でも、順当に産駒が勝ち上がる率が高いわけでもなく。

複数頭が重賞級・オープンにのぼりつめるほどスリーベースがたくさん出る種牡馬なんだろうねー。

 

ディープインパクトもやっぱりそんな感じでしたよね。あんまり牡馬でG1を何勝もするってなかったけど。

その代わりG1馬はビックリするほどたくさん誕生した!

 

パレスマリスはそういう種牡馬なのかもしれない!ってこと。

 

産駒の傾向なんだけど、重賞ウイナー2頭に共通してるのは、センスの良さかなぁ。

 

競馬センスの良さはさ、おぃらの独断と偏見なんだけど。

まずは

★先行力がある、特になにもしなくても好位置につけられる!

それから

★操縦性が高い!折り合いの不安が少なく、鞍上の思う通りの競馬がしやすい。

スパートしろ!って言えば、即座に反応してギア上げてくれるし、外に行け!って命令すれば即座に従う!

★GOサインの反応の速さ!

 

この3つかな。

 

結構さ、我々競馬ファンって騎乗にたいして文句言うじゃない!

 

もっと前で競馬しろよ!とか内をつけよ!とか・・・

案外、馬の問題で出来ない可能性があるんだよね。

そこへきて、競馬センスの高い馬っていうのはジョッキーのオーダーにしっかり応えてくれるから。

ジョッキーの戦略が間違っていなければ、毎回安定した成績を残してくれる。

 

ノーブルロジャーやジャンタルマンタルは、スピードスタミナの値が他の馬と比べて図抜けて高い?というわけではなくて

持てる実力を100%引き出すことが可能だから勝てちゃうっていう感じなんじゃないかな?って思ってる。

 

で、この能力ってのがさ、数値評価できないから厄介なんだよね。

ウイニングポストとかでいえば、賢さとか精神とかそういう数値でパラメータみえるんだけどさ。

馬柱といくらにらめっこしてもこれだけはレースみないと見抜けないんですよね。

 

騎手や調教師のコメントからは、例えば「スッと反応する♪」とかそういう言葉からうかがえるかな?

レースだったら、先行して卒なくコーナーをまわり、ジョッキー仕掛けたらあっというまに先頭にたってるって感じ。

 

なかなか伝わらないんだけど。

 

ジャンタルマンタルとノーブルロジャーのこれまでの勝ち方がお手本になるかな?

 

そういうわけで、ノーブルロジャーもなかなか強そうです。

 

さすがに川田ジョッキーどっちのる?って言われたらジャンタルマンタルだろうけど。

 

ノーブルロジャーもひけはとらないだろうし、騎手も選ばないだろうから。

 

ライバルとして立ちはだかるかもしれないよね。

 

今後の話なんだけど、間違いなくマイルから中距離路線で安定して勝ち負けする逸材だと思います。

 

ただまぁ、今のところG1を勝つような派手さ?は感じないので・・・2,3着するけど。

 

G1をぶっこぬく感じではないのかも?ジャンタルマンタルも同じですでにG1勝ってるけど。

なんかちょっと物足りなさはある気がする!

 

例えて言うならさ、走りが荒削りだけどG1勝つのはドゥラメンテで、それに負けつづけててもいいところまできてた

リアルスティール的な?

 

でも、常に安心して馬券の軸にできる馬でありつづけると思うよ。

 

ノーブルロジャーとジャンタルマンタル両方とも川田のお手馬になったから使い分けるかもしれないんだよね。

 

どっちマイルにまわして、どちらかをクラシックに?みたいな。

 

いうてこっちはノルマンディーだから、川田の都合に合わせるとは思えず。

 

なんだかんだ、松山とか短期免許の外人とかそれ相応のジョッキーに乗り代わる可能性が高いかなぁ。

 

それから2着のエコロブルーム!

 

惜しかったよね!血統は

 

 

ダイワメジャー✕キャンディライド

 

母系はミスプロの権化みたいな血統で。

キャンディライドは南米だけど、北米のクリプトクリアランスや日本でも同じフォーティーナイナー

そして、今日本でアンブライドルズソングを通じて直系ではないんだけど根をはやしそうなアンブライドルドがいる。

 

正直に言うと、今日の馬場はこの馬向きじゃなかったかもね。

 

東京の芝マイルの勝ち方が素晴らしかったんだよね。

 

先行して33秒2で上がって後続を4馬身もちぎるってゆーね。

走破時計の出る馬場のほうがきっとあってる感じ。

 

このあとどうするか?わからないけど、共同通信杯とかNHKマイルとか東京に戻った時楽しみだよね。

 

今日は100%スムーズという競馬ではなかったけど2着したので実力は間違いないとは思います。

 

問題は3着の超大穴馬だよね。

 

血統がさ。

 

 

ドレフォン✕ヴィクトワールピサ

 

またドレフォンか?というね。

 

昨日のフェアリーSは中山だったけど、マスクオールウィンという馬が。

やっぱり後方からいって、大外を豪快にブン回していってまくって2着してたんだけど。

 

こっちでもほぼ殿直一気くるか!というね。

 

ドレフォン産駒の走り方はこういうのがあってるのかもしれないよね。

 

ただこの馬はちょっと異色で。

 

新馬戦から4戦連続で芝2000mを使ってきた馬なんだよね。

 

差したり、追い込んだりして、勝ちきれず、先行したら未勝利を突破した!という経歴の持ち主で。

 

今回は未勝利勝ちまで4戦もかかっていて、未勝利勝ちからの参戦ということと。

 

ダート短距離馬であるドレフォン産駒ということでだいぶ嫌われていて人気はなんと単勝200倍の17番人気

ブービー人気だったんだよね。

 

おぃらは印回してたんだけどねー。

 

さすがに本命にはできなかったけども、だいぶ気にはしてたんだ。

それが、その昨日のマスクオールウィンの強さをみててさ。

 

なんかワンチャンあるかもなーとは思ってたけど、さすがに本命にはできないよね。

相手でひっかけるだけー。

 

まぁ、本命馬がきていれば問題なかったんだけどもさ。

 

ドレフォンの代表産駒といえば、イクイノックスを下した皐月賞馬ジオグリフなわけで。

 

ドレフォン自体は早熟短距離ダート馬のイメージなんだけど。

 

産駒がひとたび芝適正をもつと、どうにも長距離シフトなんだよね。

 

ドレフォン産駒で芝3000mのオープン級を勝ったワープスピードとかみても。

 

昨日のマスクオールウィンの、大外ぶん回しの大まくりをみても。

 

早熟ダート短距離馬なんて、スピードの違いで逃げてナンボでしょ!ってイメージなんだけど。

 

ドレフォン産駒の芝馬って、道中ゆっくり進んで、道中で早めスパートしてまくりかけていって

 

じわじわ伸びてきてバテた馬を交わしていくステイヤースタイルが板についてる馬が多いんだよね。

 

個人的な印象でデータは示せないけども。

 

昨日と今日の3歳重賞2,3着した2頭も競馬場は違うけど、芝マイルで後方から大外一気だもんね。

 

ジオグリフみてもわかるとおりスパッときれるスプリンター産駒のマイル・中距離にありがちのキレ味ではなく。

 

じんわり加速して、最後までじわじわ伸び続ける感じなんだよね。

 

だから、ノーブルロジャーみたいに一瞬で抜け出して勝ちを決めるのではなくて。

 

不利なく直線自分の馬だけの競馬に徹すると・・・展開によっては勝ちを拾う?そんな感じなんだよね。

 

正直なところをいうと取りこぼしているので・・・

 

ジオグリフみたいにスパートのタイミングを早めていって、どこまで早くにスパートかけていいのか?を

 

測っていってほしい感じだよね。

 

今でも思い出されるのはさ、ジオグリフの皐月賞で、完全に抜け出しかけたイクイノックスをさ。

 

スタミナっていうバテない持続する末脚で逆転したやつだよね。

 

ドレフォン自体も早熟ダート短距離馬ってみられてるけど、ただ現役時代にマイル以上とか芝とか挑戦していないだけで

 

もしかしたら?はあるんだよね。

 

ドレフォンの父ジオポンティは芝?!の2000mばかり走って勝ち負けしていた名馬だし。

 

母父のゴーストザッパーはややマイラーよりだけどブリーダーズカップクラシックを制覇した馬だったし。

 

むしろなんでドレフォンが、芝2000m前後の父とブリーダーズCクラシックを制覇した母父から生まれたんだ?

 

というね。

 

つまりドレフォンは血統からすると中距離なんだよね。

 

・・・たぶん。

 

故に、戦法が芝だと追い込みがいい!というかまくりというロンスパ。

 

先行して、お行儀よく、直線でスパートを待つのではなくて。

 

コーナーからゆっくり押して行ってまくりきるか、直線しぶとくジリジリのびてバテた馬を交わす!

 

みたいな戦法をとるのがいいんじゃないかなー。

 

ダート1800mも強いんだけど、やっぱりそういう勝ち方が多いイメージだしね。

 

ドレフォンというのは、ほんとおぃらにとっての競馬の常識をくつがえしていく種牡馬だなーって思います。

 

ただまぁ現状の成績でいうと、ジオグリフでワンチャンやっただけの一発屋種牡馬で・・・やっぱり単なるダート種牡馬でしょ!

 

っていう感じではあるんだけどね。

 

来年の2歳くらいからはさ、そのジオグリフでワンチャンかまして評価を大きくあげた年に種付けされた馬たちだから。

 

また初年度産駒ばりにいい繁殖牝馬があてがわれてる感じがするんだよね。

 

昨日のマスクオールウィンは母父がハーツクライ、今日のウォーターリヒトは母父ヴィクトワールピサ!

 

そして、全体的にやれているのはやっぱり母父ディープインパクトなので。

 

芝でもやれそうな母系が配合されてるドレフォン産駒を芝のレースでみたらマイル以上でとびついていいのかもしれない!

 

最初ね、ジオグリフの活躍もあって、ドレフォンの芝の単勝回収率ってすごかったんだけどさ。

 

逆にそのジオグリフの活躍で、芝で過剰人気になっちゃったあと・・・人気のピークが下火になったんだよね。

 

で、今!!!というわけで。

 

また芝で美味しいジオグリフ産駒っていうのが定着してくるかもしれない。

 

同じ流れで、マインドユアビスケッツにも注意しておきたい。

 

ただ、マインドユアビスケッツは、今回のシンザン記念ではなんら関係ないのでいつか特集することにいたします。

 

そもそもドレフォン産駒も今日3着なんだけどねー。

 

勝ち馬ノーブルロジャーの父パレスマリスもよりも力説してしまいました!(^^)