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浅草21世紀の2月公演を観に行って来ました。

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ご一緒したのは、12月公演にお誘いして来ていただいたTさん。浅草21世紀を気に入られたようで、先月の公演も数人をお誘いして観に来られたようです。Tさんは3か月連続、だい。は6か月連続の浅草21世紀観劇になりますw

早めに行って席を確保してから腹ごしらえのため、向かいの居酒屋へ。

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幕が開くのを待つ酒は最高ww。後から来たTさんも熱燗が2本付いて、二人ご機嫌にw


木馬亭は今日も満席でした。

第一部の演芸では、大上さんとめだちさんによるフリーパーのコントが面白かったです。間とか、味があって最高。残業するサラリーマンとそれを邪魔してしまう掃除婦さんという、よくある状況のコントながら、細かい笑いが散りばめられていて思わず笑わされてしまいます。


あと、川勝折れ木さんによる、実在の校歌の面白い歌詞をフリップで紹介する漫談には爆笑しました。今回は船橋市立のとある小学校。「リンゴの芯がはじけるよ」で始まり、「ロケット発射だよ」とか、「シュウシュウシュウ シュシュシュウ」といったロケット発射音 まで入った校歌www

なかなかぶっ飛んでいます。ロケットだけにw


第二部の喜劇は草加が舞台。

まずは神社の朝市での野菜売り。慈姑(くわい)が草加の名産なんですね。知らなかった。あと、小松菜も。

そこに池田彰吾さん演じる寅さんが登場。草加宿を通り奥羽に旅立っていった松尾芭蕉の奥の細道から、芭蕉が訪れた宿場街の名をすべて諳んじる口上を。


のっけから、しのはら実加さん演じる売り子のテンションが高くて、観ている方も気持ちが乗って来ます。しのはらさん作詞作曲振付の、くわいの一人踊りは思わず吹き出しました。来月公演以降も、この売り子の踊りの恒例化を希望ですww

恒例の映画撮影のロケシーンは、菊池寛の戯曲「父帰る」から。原作では、家庭をなげうって出奔した父が、息子家族の団欒中の家に帰ってきますが、この劇では外で父子再会となります。

おおい桜井さん演じる息子と、根本貫一さん演じる白塗りの父親の掛け合いには、あの名作も形なしで、にやけてしまいました。

そうして、草加煎餅屋の話に。草加で煎餅が名物となった由来や、煎餅焼きの工程など、うんちくも披露されました。舞台では本物の煎餅を使っているようで、ブログを書いている今でも煎餅が食べたくなっていますw

老舗煎餅屋と新興煎餅屋の対立があり、池田彰吾さん演じる跡取り息子が、歯の悪いご老人でも食せる煎餅を大学で開発したということで、手を携えて草加の煎餅業界を盛り立てて行こうとなり、大団円に。インテリ嫌いの寅さんと対極の、東大院生の「インテリ」をも同じ芝居で演じてしまうなんて、池田さんも芸風が広いなあ。

全体のあらすじは毎月共通性がありますが、ところどころの話の運びが変えてあり、決して飽きません。また、同じ月の公演でもところどころにアドリブやらハプニングありで、毎回感触が少しづつ違います。

正月公演より今月の方が面白かったと言っている人もいました。


来月は3月10日から一週間の公演。今度の喜劇の舞台は高崎です。

毎月の楽しみです。



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