新年が明けてからというもの、呑みに行ったり、芝居や映画を観に行く気力が体内から溢れて来ない。



仕事に追われているのもあるが。

冬の時期は、太陽の光の量が減り、寒さも厳しくて活動の意欲が減退するのか、外で動き回るより、家でじっとしていたくなる。




さらに、最近契約した、ひかりTVで昔の映画がたくさん放映されていて、それを観るため家ごもりの傾向に拍車がかかっている。




たとえば、昨日は「華麗なる一族」を観ました。数年前にTBSが開局何周年の記念ドラマを放映していたが、その元となる映画版です。1974年の公開。山崎豊子原作。






だい。のブログ









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以前、原作を読みましたが、重厚なストーリーはやはり特筆すべきものがありました。


映画も、モノクロながら出演者も豪華。表情で多彩なことが汲み取れて、まさにドラマらしいドラマ(劇的なもの)を観ている気になります。

月丘夢路や京マチ子、山本陽子や香川京子、酒井和歌子など、女優達の競演も華やかでした。

あと、後に水戸黄門の役をやる西村晃さんが品の無い策士家の役員を演じていたり、テレビドラマでは主役の万俵大介を演じた北大路欣也が、映画では若手の社員役だったりと時代を感じさせます。

田宮二郎も冷徹な大蔵官僚をニヒルに演じてました。旧大蔵省内でロケしたかのように、中の造りがソックリでした。

しばらく、昔の日本映画にはまる日々が続きそうです。