広島電鉄という、わが郷里広島の交通を担っている会社があります。


路面電車やバス事業、不動産事業等を行っています。路面電車は開業してから100周年を昨年の11月に迎えました。広島の人たちの足であり、市民に愛されてきた電車です。


市内を走る路面電車(軌道線)と、宮島線とよばれる鉄道線があり、合わせて35キロ。1日あたりの輸送人員は約16万人で、軌道線と鉄道線を合わせた輸送人員と路線延長は日本一です。


この会社は東証2部に上場しているのですが、その会社が、昨日(1月8日)の16時半、ある発表を行いました。内容は、現在の代表取締役社長の解任と、専務の社長昇格です。

この時期の社長交代は珍しいと思い、会社が正式に行っている公表文書を見て、ぶっ飛びましたww
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120130108059786.pdf


会社が異動の理由として、公表しているのが下記の文。そのまま転記します。

代表取締役の独断的な業務執行により、会社組織としての正当な業務執行に支障をきたしているため、経営体制の刷新を図るものであります。


独断的! 支障をきたす!  なんとも正直でオープンな表現です。驚きました。

たとえ、実態がそうであっても、普通なら「一身上の理由」とか「健康上の理由」などを挙げそうなものなのにww

これでは、会社自ら望んで、世間の注目や揶揄を集めてしまうようなもの。

いろんな報道によると、解任された社長は国土交通省の元官僚であり、社内で十分検討しないまま国交省と折衝したり、運賃値上げなどの重要な方針を取締役会に諮らずに表明するなど「強引な面があった」ことが解任につながったとされています。新しい社長は広島電鉄の生え抜きの方。もちろん解任された社長は「正式な取締役会ではない」と反発しているようです。

いやはや、まだまだ揉めそうな感じですが、ともかく早く混乱を終わらせ、無事に出発進行してもらいたいものです。



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