2020年7月の福島・宮城二泊三日の自転車ツーリング二日目から、
小田川沿いの赤生溜池から阿武隈川までの経路の様子など。
赤生溜池を通過した後は、峠を越えて阿武隈川に向けて下りきる手前まで、
ターゲットがありませんが、
途中にも多少は潜水橋が見られました。
うん、これは確実に令和元年東日本豪雨災害時に潜水してますね。
この先のY字路、山間部で民家もないけど自販機が2台も並んでいたので小休止。
ついついボトルの水が切れそうだったから助かりました。
こっちは……恐らく潜水してないんじゃないかな。
で、ここから先は人家もまばらな中で丘を越えて、Googleナビに導かれるままに細い町道へ。
チキンな私は下り坂でスピードを出すこともなく、ブレーキを目いっぱい握りながら
急なカーブを曲がった先にあったものは、
Googleさんたら殺る気満々でナビゲーションしてきますよね。
上からの見下ろしだと伝わらないので、道路をどうにか渡り切った向こうから見返すと、
道路はほぼすべてありません(^-^;。
こんな様子ですからその先も、
道路が土砂と雑草に覆われて、その上を沢が洗い越してる
……っていうか、路肩は道路欠損してるし(^-^;。
それでも、先ほどのナビ画面でわかる通り、
ここさえ通過すればすぐに目的地! というか、
ここまでの急坂を登って回り道する時間的・体力的な余裕がない!(笑)
ということで、リアにサイドバッグを装備したツーリング装備の自転車で押し通ります。
どうにか県道24号線に合流して、阿武隈川方向に下りだしてすぐに目的の橋。
歩行者が一人渡れる程度のささやかな橋。
対岸は今は荒れているけれど、耕作放棄地の棚田跡ですから、
元は農業用の橋ですね。
県道から向こう岸を見ると、こんな具合。
渡り切っての振り返り。
落ち着きが悪いようで、左右に少し揺れますが、安定感は結構なもの。
折角なので360度写真で雰囲気をご確認ください。
そうしていつも通りに橋の裏側。
これを見てびっくり。
荒川水系の木造冠水橋や久慈川水系の木造地獄橋(どちらも潜水橋と同意)を参考にするなら、
このくらいの丸太3本で耐荷重は1~1.5t程度ですが、この橋、この幅にして4本並んでいます。
桁だけで見れば、無理をすれば軽トラくらいは渡れちゃいそうな橋になりますが、
それには左右の落ち着きの悪さが邪魔をするけれど、ちょっとした手押しの耕運機程度には十分。
橋は上だけを見ても、その想定用途は分からないなぁ……と、改めて感じた小さな高規格でした。
半面、この横幅に自然に近い丸太を4本も束ねたら、横方向の落ち着きのなさもまた納得ですw。