和歌山県橋本市隅田町河瀬 白猪谷川 西川橋梁。 | 水辺の土木遺産

水辺の土木遺産

水辺の土木遺産、冠水橋や流れ橋、石橋やレンガ樋門など、自転車で見て回りながら、ついでに狛犬なんかも追いかけています。

橋本駅の北東にあるのがこんな場所。

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この下で、線路の下を抜けているのが煉瓦アーチらしいのだけれど、

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踏切と踏切の隙間の不思議な住宅地の向こうから降りられる場所を探したのだけれど、降りられそうな場所が見つけられずに撤収。

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国道脇の市道からでも見える場所にも石アーチ。
……が、あるのだけれど、かろうじて視認はできても、写真じゃ何だかさっぱり分からない(苦笑)。
ここも水面までは垂直に3mくらいの高さがあって、ザイルでも準備してこないとちょっと無理。

水路は通じているので、ここから降りられれば、先ほどの物件までも辿り着けそうなのだけれど、少なくとも1枚目の場所では冬場でも水が凄い臭いを発しているガチのドブ。それがこの辺りではすぐ下流の筈なのに水は臭わないし、何となく長靴ならあるいても気にならない雰囲気ではあるのだけれど、う~ん、どうなんでしょうね?

橋本駅から負け続きで凹みますが、そろそろ日暮れ。
もう少しだけ頑張ることにして国道沿いにもう少し東に向かい、細い路地の坂道を下った際から私有地なのか、川沿いの何かの管理値なのか、微妙な場所、立ち枯れた私の身長ほどのセイタカアワダチソウを掻き分けて進むと、

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ようやくまともに視認できる煉瓦物件がありました。
場所はこちら。

対岸はもう少し歩き易く、接近もし易いのですが、明らかに管理された畑が狭いながらも見切れた辺りに存在していて、管理されていない竹林の中を接近。

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もう少し近くまで寄ってみました。

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ありがたいことにJR西日本クオリティで、橋の名前も確認できるし、

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こちらは現場でも読むことは出来ませんでしたが、写真で拡大すると明治31年4月に造られたという竣功時期まで明確に、現場だけで分かるのが素晴らしいですね。

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更にもう少しだけ近づいて、

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降りられないものかと、2m少々のザイルの代わりになる道具を手に、見下ろしますが、周囲には幹の腐った細い木の幹、手で握るだけでもパキッと音を立てる風化した竹、体重まで掛けられるかは分からない青竹は……遠すぎて壁面に50cmくらいしか垂らせないなぁ……。

降りたが最後、登れなくなりそうな状況で、断念。

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自転車の近くまで戻ってきた場所には、こんな頼りない梯子もありましたが、奥に見える段差は私の腰ほどの高さがあって、ここで降りてもあの段差を登れそうにないのです。

かなり消化不良な橋本駅周辺でした。
もう少しだけ消化不良な物件が続きます(苦笑)。