静岡県西伊豆町 伊豆天城鉱山跡8。 | 水辺の土木遺産

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水辺の土木遺産、冠水橋や流れ橋、石橋やレンガ樋門など、自転車で見て回りながら、ついでに狛犬なんかも追いかけています。

旧天城鉱山の坑道を後にする前に、最初の分岐の先を覗いてみます。
坑道内は今回で最後になります。

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こちらに向かうには崩れた支保工などの瓦礫を越えなければならないため、友人二人は先に出口へ、私一人で覗きますが、こちらは結構天井が崩れていたりして……。

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崩れた瓦礫の向こうを覗くと、こちらはすぐに行き止まりが見えてきました。
行き止まりで残念と言うよりは、どちらかと言えば一安心(笑)。

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というわけで、出口へ……って、またここを越えるの、嫌だなぁ(苦笑)。

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一見するとしっかりとしていそうに見えますが、ここにある木材は腐りきっていて、越えるときに軽く手を掛けたのですが……くにゃっとした感触とともに、グローブには腐葉土のような茶色い物体が(泣)。

ここを左手に曲がると、すぐに出口です。


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というわけで、出口。

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あぁ、出口だ。
そして、友人がこちらを写しています(苦笑)。

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最後にこちらが坑口の構造。

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なるほど、支保工を頑丈に組んだところに丸太を並べて、丸太と壁の間には土砂やら土嚢やらの詰め物になっています。

さて、坑口を後にしたら、渡った上流側とは反対に、川の下流側へ。

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こんな階段を降りて、振り返るとこんな具合。

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奥に見えるのが坑口前の橋、右手奥にはトレッキングコースの階段……ちょっと怖いけど。
そして左手の作業員小屋の下はしっかりした石垣。

そして、この先には来るときに見掛けた標識にあった三階滝。
鉱山跡を見終えたところで、最後に滝を眺めて、帰路に付きます。