伊豆天城鉱山跡へと続くトレッキングコースの木橋を友人が渡っていきます。
それを少し横に回り込んで見ると、こんな具合。
工事現場の足場に使われる鉄パイプで組まれた、かなり危なげな橋脚です。
2人とも、良く渡るなぁ……というわけで、最後に私も渡ります。
気になるのはこの木橋がどういったものか? ですが、渡っている最中にその答えが。
分かるでしょうか?
このプレートが打ち付けられた板を拡大すると、こんな具合。
ああ、木製電柱の成れの果て。
というわけで、本来の用途で使われた後、鉱山に資材として引き取られた木製電柱、それを更に有効利用したのがこの橋ではないかと思われます。
先に進むとこんな具合。
みんなが左端、山側を歩いて行くわけは
この通路は桟橋状に作られたもので、それを支える柱は完全に腐りきっているからだったりします。
こちら、振り返ってみた危険地帯。
場所によっては上がなくなっていたりもするのですが、この上をあの鉱山列車は走り抜けたのでしょうか?
あの鉱山列車、自重が1.4t、積荷は700kgまで、最大で2.1tが通過した桟橋の成れの果て……と見るには、かなりきびしい橋脚に見えるのですが(苦笑)。
危険地帯を抜けてすぐに現れるのが道の分岐。
県道にあった三階滝バス停の三階滝、てっきり道中の‘大滝’のことかと思っていたのですが、それとは別に三階滝があるんですね。
目的は滝ではないので、この道を直進すると、この先すぐに鉱山施設。
何かの機材置き場のような場所にたどり着き、右手にはレールが復活、正面には『目的の橋その2』が姿を見せます。