
三日連続の仕入三昧の整理が
少し落ち着いてきましたっ

今日は昨日、載せた総髪兜(そうごうかぶと)

実はっ

具足(ぐそく・よろい)だったんですっ


組み立てると、こんな感じになりますっ

侍の息吹を感じますかっ

う~ん、いまいち・・・って方に


どうです

感じてもらえましたっ

総髪兜はそんなに数がある・・・
ものでも無いんです

兜の形でよくある形式のひとつ
頭成兜(ずなりかぶと)

読んで字の如し、頭の形をした兜です。
この頭成兜に猪の毛を植えて、
装飾しているんです

個性の一つと昨日も書きましたが、この具足
注文した武将はやはり個性的なお方

兜と
半頬(はんぽう・顎、首の部分)と
胴(どう)の
糸が統一されてますね。
ここまでは通常の具足と一緒なんです。
ですが、このお方っ

袖(そで・肩の部分)


またまた、個性をってことで
色を色々、使っちゃいました

この様に糸の色を色々使ったものを
色々縅(いろいろ おどし)と呼びますっ

縅は糸でつづり合わせるという意味です。
「兜だけじゃ物足りないっ・・・でも予算が・・・もっともっと目立ちたいんだーっ
でござる
」「この具足を見たら、
どこどこの、誰々と連想してもらえる様にっ・・・でごさる
」
「なんとか出来ぬかっ
甲冑師さんよー
」「それでは糸をカラフルにしてみましょうっ
」「中々の妙案じゃっ
 早速、頼むっ
」で・・・完成っ

「よしっ
 早速、この具足を着て戦場を駆け回ってくるでござるっ
」時、既に遅しっ

時は江戸時代初期・・・
徳川幕府が開かれ、完全な泰平の世とは言えませんが・・・
そんなやり取りがあったかも・・・なかったかも・・・(笑)
