『亜人戦記ゲンヤ』 | リュウグウノツカイ-岸大武郎のBlog

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日々の雑記を中心に、最近始めたKDP(Kindle Direct Publishing)やCG、お仕事の話などを。

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'96年にチャンピオンJACK誌で連載した長編です。
前年に連載していた短編オムニバスが、割とストーリーの技巧に重きを置いた作り方をしていたので、しっかりとした絵を描きたいと言う動機が強い作品でした。
複雑な異世界の設定でしたので、ストーリーはなるべくオーソドックスに、主人公視点での描写を心がけた覚えがあります。そのため気がついてみると、各話のサブタイトルが「人間が誕生後に出会うであろう対象(概念)の順番」になっていました。
正月にドラクエⅥにハマりながら設定資料やラフスケッチを描きはじめました。(そう言えばドラクエⅥの音楽、大好きでした)

これを描いていた頃はプロ野球に夢中で、“あの”メークドラマはもとより、松井、イチロー選手の大活躍等、毎晩ナイターを欠かさず聴いていました。あの頃はゲームに時間制限が無くて、深夜0時過ぎまで終わらない試合や、アナウンサー&解説者が11時過ぎにトイレに立つ中継もありました。

スポーツと言えば、夏にアトランタ五輪がありまして、アシスタントのn君と一緒に観戦しながら仕事していたのですが、ある日こんな事がありました。

私「今日は高跳びでブブカが(朝の)5時頃飛ぶらしいよ!
   ちょっとキツいけど5時まで仕事してブブカ見ようよ」

既に深夜0時を回り、疲れも溜まってきた頃でしたが、n君はこう答えてくれました。

n君「わかりました、そうしましょう」

そして睡魔と戦いながら朝の5時まで仕事して、ブブカの跳躍を楽しみにTVをつけたら、

「ブブカは棄権しました」

とのアナウンス・・・。「ガク~~ッ!」と疲れが出て翌日起きるのが辛かったです。
あれは悔しかった。マジで。

そうそう、担当さんが競馬大好きな人で、一度だけ馬券を買ったことがありました。
ある日曜日の午後、ネームで徹夜の翌日だったので昏々と寝ていると、担当さんから突然電話。もしやボツか?と驚いて受話器を取ると、

「岸さん見ましたか!?連勝11-13ですよ!勝ちましたよ岸さん!」

と、電話口で大騒ぎw。なんでも付き合いでオレがテキトーに買った馬券が当たったようで。
寝てた事を告げると、

「なんだ~、見てなかったんですか~??起きてて下さいよ~!
・・・もう・・・
緊張感ないなぁ~

と、怒られてしまいました。競馬好きにとっては寝てるなんて信じがたい事だったご様子w・・・
と言うわけで、未だに人生を通じて馬券の収支は30,000円の黒字です(笑)。

あぶく銭は使うに限るというわけで、当時“たまごっち”が大ブームだったので、この30,000円で買ったろうかとも思いましたがw、(これまた担当さんのお薦めで)結局G-SHOCKを買いました。確か並んで買ってくれたようでした。その節は有り難う御座いました。今はもう動きませんww

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マンガ描いてた事しか覚えてないと思ってた2年間でしたが、こうやって書き始めると次から次へと思い出が沸いてくるもんですね・・・。きっとみんなこうなんだろうな~・・・などと感慨にふけりつつ・・・
また思い出したら書きます。