さて、ここで改めて
『開華』設立の想い
をお伝えさせていただきます。
本来の私の好きなことが
「子供達の目が
輝く瞬間を
見ること。」
空手道場の指導員を
させていただいていた時にも、
「どのような言葉がけをすれば
子供達が楽しく、
自分の意思で、
真剣に練習に取り組み、
しかも結果につながるか?」
を考えることが私の幸せな瞬間でした。
〜新時代の寺子屋〜
数学・脳力開発塾『開華』
をスタートして4年が経ち、
5年目が始まっています。
その過程で、生徒達が
「どのような話題ならば
自分のものとして取り込み、
勉強や運動に結果を出し、
しかもそれを
生徒本人の人生の財産に、
アイテムにできるか?」
ということを授業後の
能力開発の時間に
取り入れつつ、
数学や理科といった学業も、
その子その子の脳回路に
刻み込まれるよう、
進めてきています。
メンタル面の向上。
「テニスの世界ランキングの
1位〜100位は
技術的な差は
ほとんどない。
差は、メンタルだ。」
と言われています。
『開華』でも、
アメリカのグーグル本社が
取り入れている
「脳のマインドフルネス」の状態
になれるよう、
1月2月は
中高生に対して
3週間ほど集中的に呼吸法を行いました。
その結果、
2月3月の大学入試、
高校入試では、
後期試験での狭き門での新潟大学合格、
前期試験での前橋高校合格、
前期が落ちても
メンタルを立て直して
高崎高校や高崎女子高校、他
様々な高校へ合格した
生徒たちの努力が
めざましいものでした。
本当に、子供達の可能性は
素晴らしいものです。
学習塾の最低限のミッションは、
「成績を上げること」。
でも、
私たち親世代も
同感だと思いますが、
「テストのための勉強」
をしていたら、
テストが終わったら
「息抜き」をする、
「合格したら勉強しなくなる」
「社会人になったら
仕事とプライベートは別、勉強はしない」。
なぜなら、「勉強は嫌いだから。」
生徒たちで
「数学・理科大好き!」
という人は
マレーシア・インドネシアが
90%に対して、
日本が50%程度。
実際、私の親戚が
カンボジアに学校建設を
しているのですが、
片道6kmの道のりも歩き、
日本人の私たちが
ディズニーランドに行く
以上のワクワクで、
「コンクリートの
真っ白いお城に毎日行けるの!!
しかも
男子トイレと女子トイレと
別々なの!!」
を目を輝かせて
感謝を述べてくれるそうです。
本当に、
学校に行けることが、
学問を身につけられることが、
自分の家庭の貧困状態を
切り抜けらえる手段なので、
とにかく
「勉強したい!
こんなに幸せなことがあるのか!」
彼らにとっての勉強とは、
そのような存在です。
私たち日本人の親世代が
「いやいややらされ、
やりたくないのに
親から酸っぱく言われ、
成績が悪いと叱られながら
他人との競争で勉強してきた」
という育ちの中でくると、
勉強する意義がなく、
子供へも
「勉強しなさい」
「あと何点たりないわね。」
という言い方になってしまいます。
脳科学でも言われていますが、
「脳は痛みを避けて
快楽を得る」。
「私たちの脳みそは、
嫌なことから逃げて、
好きなことをやる」。
「勉強」が「嫌い」で
「寝る」ことが「好き」ならば、
無意識に
「寝る」ことを選択し、
そのような人生を作っています。
逆に「勉強」が「好き」で
「寝ること」が「嫌い」ならば、
無意識に「勉強」を選択し、
「勝手に勉強している」状態になります。
すると「成功は自動操縦」
と言われているように、
「勝手に成功」してゆきます。
ちなみに私はテレビが苦痛で、
テレビの前に
10分座ることもできません。
昨年の真田丸に
「沼田が出てるよ!」と言われ、
テレビを見たのですが、
ちらっと見てからまた
『開華』のことをやっていました。
記憶の限りでは
紅白歌合戦以降、
今年はテレビを見ていない状態です。
「人生の時間がもったいない」
と感じています。
私にとっては
【『開華』のことを考えること】が【快楽】で、
【テレビ】が【痛み】、
なので放っておいても
『開華』のことをとことんやっています。
そのために自らが学ぶ、
ということも大好きです。
生徒たちにも
【学び、
自らのアイテムを
増やして
いくことの快楽】
を味わってもらおうと
感じています。
それを感じ始めた生徒は
「テストのための勉強」ではなく、
「自分の人生を
創るためのアイテム作り」
としての勉強をしています。
するとその結果、
学校の成績が上がります。
「勉強しなさい!!」
「1日5時間やりなさい!!」
ということはあまり言いません。
「いかに伸びやかに
エネルギー高く
自分のものとして
学びを行うか。」
今年度はさらに
そこにエネルギーを割いてゆきます。
新学期スタート。
よろしくお願いいたします。
保護者の皆様のご協力に感謝しています。
(『開華』通信 4月号より 抜粋)