最近、夜がやたらと涼しくなってきました。
やはり日本には四季があるんですねー、いつまでも夏は続かない。
つくづく思いますが、平凡で変わり映えのない毎日が続くことが
平和で幸せなことだと、常々自分は思っています。
火曜日に、定期検診に行ってきました。
自分の勘違いで、CT検査もあるのかと思っていましたが
今回は、レントゲンと血液検査だけでした。
主治医の先生、相変わらず最初の一言は、
”最近の体調はどうですか?” から始まります。
前回、絶好調ですと記入したカルテを見ながらの会話だったので、今回は
”何も問題はありません、毎日快調そのものです。” と笑顔で答えると
先生もニヤッと笑って、 ”よかったですねー” カルテには、異常なし、と記入していたような?
レントゲン画像を見ながら ”うーん、今回もレントゲンはまったく異常はないようですねー♪”
”血液検査もすべて問題ありません。”
この一言を聞くと、本当にホッとした笑顔が出ます。
安心しきってからは、糸が切れた凧のように緊張が飛んで行ってしまい、
和気あいあいとした雰囲気で、雑談と冗談の連発になります。
自分のレントゲンを見て、いつも気になっている、白く映っている部分があるので、
そこを指さして、”先生、この白いとこはなんですか?まさか何かの塊りじゃないですよね?”
と聞くと、先生苦笑いしながら
”それは血管です、心配しなくてもみんなあるんです。” とのこと。
”それより、毎回奥さんも一緒で大変ですねぇ?” と笑いながら家内に
家内 ”はははっ
” しばしの沈黙...
どうも、家内が毎回検査についてくるのは、もしガンの転移が見つかったとき
私一人で大丈夫か心配して、一緒に来てくれているようです。
先生からいきなり告知をされた去年は、病院からの帰り道、一人で車を運転しながら
これからどうしたらいいか?
この先どうなるのか?
自分はあとどれくらい生きていられるのか?
残された家族はどうしたらいいのか?
などなど、半分真っ白になって考えがまとまらない頭で、いろいろ考えながら
”このまま1週間くらい行方不明になって、どこかへ行ってしまって
自分のことを見つめ直してみても、誰も文句を言わないだろうな?”
と、思いを巡らせていたことを家内に話したことを思い出しました。
まったく情けない父親です。
そんなこんなで、最後に先生
”次回12月の検査は、1年の節目に当たる検査になりますので、CTと血液検査
を行います、その時は奥さんも一緒に来てください。”
と言われて、診察終了。
今回も、異常なしで検査を終えることが出来ました。
セーフッ ![]()
良かった、よかった。
これでまた、平凡な毎日が送れるわけだし。 ![]()
これからも、自分を支えてくれる家族と周りの方のために、自分に出来ることを
感謝の気持ちでしていければと思います。
彼らとともに
