二人の子供は元気に育っていました。
祖母は特に上の子をとても可愛がりました。
どこの家庭でもそうだと思いますが、孫はとても可愛いようで、親から見ればただ甘やかしてるだけ!
ここの祖母も例に漏れず、上の子はすくすくと、わがままに大きくなっていきました。
何をするにも、「これができたら、あれ買って!」「成績上がったらこれ買って!」と、御褒美がないと、やる気がでない。可愛げのない子供になってました。
そんなある日、彼が中学1年生の時でした、祖母が急死してしまいます。
今まで可愛がってくれた、祖母の突然の死、初めて訪れた身近な人の死、でも・・・
「どうして、悲しくないんだろう?なぜ、涙がでないんだろう?」と、彼は戸惑っていました。
そして、「けっこう俺って、冷たい人間なのかもね!」と思ったりしましたが、元々明るい性格の彼は落ち込む事なく祖母の死を乗り越えて行きました。
しかし、この事が彼の最初の転機となりました。
その頃、彼の父は牛乳屋ではなく、義兄が経営する電気機器の販売店で働いておりました。
祖母がいる間は、いろいろな大人同士の問題も、祖母のおかげで収まっていたようで、祖母がいなくなった今、そういった問題も少しずつ大きくなっていきました。
つづく。
注:今更ですが・・・、この物語は実話を元にアレンジさせてもらってます。(・・。)ゞ