ザザ…ザザ…

もの心がついた頃から聞こえていた音を辿ってひよこはやって来た…

むせるような汐の香り、青く広がったおそろしいくらい大きな世界

きれいすぎて、こわすぎてひよこは泣いた

空を見上げると海鳥たちが上手に風に乗って舞っている

ひよこは小さな翼をバタつかせた

自分が飛べないことをひよこはまだ知らない

ただこの海の上を飛びたいのだと一生懸命に翼をはばたかせ続けた…

(-_-#)/))