5月11日

渋谷eggmanに行く前に寄り道して同じ渋谷の某所にあるライブハウスに続くエレベーターまでやってきた

いつか消される前に撮っておきたいものがあったからだ

エレベーターの脇の壁にあの子たちが遺した東京への最初の挨拶

今から一年半前の冬のことだ…

いつかこの東京にやって来る約束手形だったのかもしれないなと思った

そしてその一年後、あの子たちは東京にやって来た

今だから言ってしまうけれどドラムを欠いたスリーピースのあの子たちは風切り羽根を失くした迷い鳥のように見えた

満足に飛べないくせに懸命に羽ばたいて高く飛ぼうとしていた

何回泣きそうになったか分かりゃしないほど

どれだけ夢に焦がれているのかとてもじゃないけど測ることすらできなかった

その強い想いは新しい仲間を呼んだ

たぶんこれがオレの最初に目撃した奇跡なのだと思う

そしてあの子たちはまた四人になった…


翼を取り戻したあの子たちはeggmanで翔んだ

大会とかそんなものはまるで関係ないかのように高く、早く飛べるようになった事を喜ぶように暴れ、はしゃぎまわっていた

嬉しかった

3月に出迎えて以来胸につかえていたものがスツと降りたような気がした

よかったな、これでどこまでも高く、遠く飛べるもんな

この先どこまで飛んでゆくのか知らないけれどこれからもずっと見ていたいと今は思う…

(-_-#)/))




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