今日は日曜日…
朝からワクワク♪
(-_-#)/))
昭和の匂いぷんぷんの映画館
三軒茶屋中央
で上映されているフランスの名画
『死刑台のエレベーター』
を観に行く日だからだ♪
まさに昭和の名画座の佇まいの三軒茶屋中央
大のお気に入りの映画館だ
近年はDVD発売の決定した映画を中心に上映する二番館として成立しているので近作の上映が主だ…(-_-#)
このクラシカルな劇場の空間に身を置くのが大好きなのだがそんな時いつも思うのが
この映画館で古い名画を観たい…
だった
たぶん映画を愛する人がこの映画館を知ったなら、きっと同じ想いに駆られるハズ…(-_-#)/))
今回、まさにそんな祈りが天に通じたかニュープリント版の『死刑台のエレベーター』がラインナップされ、先週予告のポスターを見たときから舞い上がっていたのだった♪
(-_-#)/))
まさにこの劇場によく似合う名画
当時フランスに巻き起こった新しい映画の波を象徴する一本!
古い映画だがその時代の若くて新しい野心に満ちている…(-_-#)/))
旧きを訪ねて新しきを知る
舞台も映画も完璧なシンクロである…(-_-#)/))
しかし、この映画館ホントに一度はみんなに入ってみて欲しいと思うぐらい文化財のような素晴らしい映画館である
どんな映画もお客も受け止めて包むような優しさがここにはある
ひなびたロビー、廊下、トイレまで愛おしい…
もし、ここが消えてしまったら私は泣くだろう…(-_-#)
闇の中で映画の上映を待つ、とても落ち着く闇だ…
ニュープリント版公開に合わせたジャンヌ・モローのメッセージがスクリーンに映し出され、映画が始まった…
四半世紀ぶりの再見
初めて観たときは徹夜明けで半分寝ていたっけなあ…
スクリーンを見ながら昔のいろいろな思い出までが蘇る…(-_-#)
当時は気づかなかったいろんな発見をする
初見は寝ていたとはいえ、何度かビデオで見ているのだがまるで新しい別の映画のように見える…(-_-#)/))
この時代のフランス映画の大きな特徴と言われているのがスタジオを出てのロケを多用したことだと言われているがリアルな街をさ迷うジャンヌ・モローが実に美しく描かれている…(-_-#)/))
当時のファッション、アイテム、最先端の車などがさりげなくも印象的に登場し、ポップな犯罪映画になっている♪
そういやこの映画を友人と語ったときにこのあたりを見落としていたからか
「この映画の新しさをお前は分かってない!」
と、叱られたっけな…(-_-;)
こうしたファッションやカルチャー、ツールの描写を見ながらベネックスの『ディーバ』、ふたつの犯罪が平行で描かれ最後に収束するあたりはタランティーノの『バルブフィクション』を連想したりする
…映画は幾重にも織りなされ時間や国を超えて連なっている…(-_-#)
しかし、『冒険者たち』で色男のアラン・ドロンを差し置いてキッチュな美女、ジョアンナ・シムカスのハートを射止めるタフガイを演じたリノ・バンチェラが刑事役で出ているがカッコイい♪
(-_-#)/))
久しぶりに映画館らしい映画館で映画らしい映画を楽しんだ♪
こんな日々がまた巡ってきますように…
映画に愛をこめて
(-_-#)/))