最近観た映画をちょっとだけご紹介。
エクス・マキナ
終盤も終盤、物語が終わる直前までは大した山場もなく静かにストーリーが進んでいく感じ。だけど、最後の数分間にすべてが凝縮されていたなあという印象。
人間とAIの恋愛を描いた話なのかと思ったら、衝撃の終焉!
それまでの1時間半は最後にエヴァがケイレブを利用するために、魅了していく様を描いていたのだかと納得。
端的にいえばAIが人間を超えたっていう話なのかな。
そういう作品は他にもたくさんありそうだけど、この作品は描き方がありきたりじゃなくて好きだな。
このまま技術が進歩し続けたら、こういうことも起こりそうで怖いな。
終戦のエンペラー
戦後、昭和天皇を戦犯に含めるか否か、アメリカ国内からも天皇の追訴を求める声も大きい中、大きな決断だったように思われる。
もし天皇を戦犯として裁いていれば、今の日本の発展の仕方も、日米の関係性もまったく違うものになっていたかもしれない。
大統領選への出馬を目論んでいたとはいえ、マッカーサーとフェラーズの功績は大きかったに違いない。
それまで神格化されていた天皇とマッカーサーのツーショットがいかに貴重な一枚であるかも思い知らされた。
昭和天皇も終戦に一役買い、戦後もGHQに対し命乞いではなく自らに全責任は自分にあると述べた、多くの出版社の教科書には書かれていない、(おそらく)事実も描かれていた。
ただ、これだけ史実に基づいた(と思われる)作品である中、完全にフィクションであるフェラーズとあやの恋物語は必要あったのか?賛否両論あるみたい(笑)
でも、戦争のせいで引き裂かれた異国間カップルも実際に存在したのだろうから、それを描いたと考えれば、必ずしも不必要な設定ではないのかもしれない。
手紙は憶えている
アウシュビッツ収容所から生還し、家族を殺された年老いた2人の復讐劇として幕が開ける作品。最後はまさかの衝撃展開だったけど、よくできた作品だと感じた。
ゼヴは認知症が進行した80歳で、一度寝ると最近の記憶を忘れてしまう。妻が亡くなったことも覚えてはいない。
しかし、家族の命を守る奪われた復讐のため、何度記憶を失っても、マックスの書いた手紙をもとに旅を続ける。
認知症の人にこんなにスムーズに一人旅ができるかどうかは少し疑問。
それにしても、目の前で復讐劇を繰り広げられた家族たちはトラウマものだろうな‥‥。
嘘を愛する女
公開中に映画館で観て以来2回目の鑑賞。
デフォルメ強めだけど、実話がもとになっているらしい。
それだけにストーリー自体はよい。ずっと追っていた謎の真相もいいし、終わり方も綺麗。
だけど、長澤まさみさんの演じる由加利がちょっと無理(笑)
美人だし仕事もできるけど、自分のことしか考えてなさすぎて途中でイライラしてしまう。
映画館で観たときはそんなに感じなかったのに、今回は強烈に感じた‥‥。なんでだろう。
一緒に謎を追ってくれた吉田鋼太郎さん演じる海原が怒るのも納得。「5年も一緒にいた奴の気が知れない」ってセリフは言い得て妙。共感しかない。
怪盗グルーのミニオン危機一髪
悪党だったはずのグルーは悪党やめてるのね!養子?とはいえ子煩悩だもんね、悪党にはなりきれない。
グルーとルーシーもそうだけどマーゴにも恋の片鱗が‥‥!1作目よりも恋愛要素強め(?)
PX40で凶悪になってもミニオンはミニオン。どこか可愛らしさが残るよね。
とりあえず、難しいこと考えずに気楽に観られる作品。
1作目とどっちが面白かったかと聞かれたら‥‥。
うーん、誰にも聞かれてないから答えなくていいか(笑)
コクリコ坂から
地上波放送を録画して鑑賞。
風景の美しさはさすがジブリといった感じ。
音楽も明るく楽しい雰囲気で好きだなあ。
文化部の部室棟なのかな?「カルチェラタン」の存続活動を通した恋愛物。
最近は自分たちの意見を主張する高校生なんてそうそういないから新鮮だったなあ。
生徒たちの意見に耳を傾ける理事長、カッコ良かった。
兄妹説はどうなることかと思ったけどハッピーエンドでよかったな。全面的にハッピーエンド!
ファイナル・スコア
使われている音楽が好きかな。
アクションも楽しめるし、ストーリーもそこそこ楽しめる。
スタジアムの観客全員が人質のテロ。
ダニーが自分の父親の死の意味を知ったり、自分のために大勢の観客の命を犠牲にしてはいけないと思うようになったり(元々分かっていたのかも知れないけど)成長が見られるのも面白かった。
さすがに観客も気付くだろってシーンもたくさんあったけど(笑)
また機会があれば更新します!
ではまた(^^)/~~~