仁輔友以|俳優・大門正明
 私、大門正明、デビューして40年を超える俳優。これまで演じた役は二枚目三枚目、犯人、刑事、時代劇、現代劇、数知れず。しかれども学生時代に巡り逢うた演劇への敬愛と夢は未だに覚めやらず。還暦を過ぎて、己は未だ演劇青年のつもり。

 ところで、私は俳優の他にもう一つ生業として経済誌(カンパニータンク)のインタビュアーを30年以上やっている。これまで対談した社長は五千名を超える。雑誌社(国際情報マネジメント)からギャラを頂き社長と対談するのだがコレが面白い。対談を通じて今まで五千名の社長さんの生き様を垣間見てきたことになる。相手は色々な職種、老若男女、の社長さんである。本に出る理由も各々違う。会社を創立したばかりで、将来のビジョンを本にし、文字にして残す為に取材を受けた社長。私は何名か社長さんと時を経て再会して再度の対談をした経験がある。神奈川で会った塗装業の社長さんとは独立したばかりの時、自宅と事務所兼用のアパートで対談した。周りで小さな男の子が二人走り回っていた。10数年後、自社ビルの社長室で再会した時、走り回っていた二人の男の子は大人になって社長の両脇に社の幹部で座っていた。昔の対談記事が載っている本が、私の書いた[仁輔友以]の色紙と一緒に社長室にありました。彼はかって本で語ったビジョンを実現させていたのです。二度目の対談では二人の息子さん達に将来実現させるべき夢を再び本にする為語っていただいた。私にとって良き思い出の対談でありました。

 会社を次の世代へ引き継ぐ時、次世代へのメッセージを本にする為に取材を受ける社長さんもいた。
世間に一言物申そうと本に載る為、取材を受けた社長もいた。
対談の中で自社の製品をアピール登場させ、その記事を広告宣伝の材料にする為に取材を受けた社長さんもいた。

 取材を受けた理由は様々。
本として形にする時は勿論それなりの費用が社長さん達の負担になる。分かり易く言えば、社長さん達の社長さん達による社長さんでなければ載る事の出来ない本の共同出版のお手伝いをしているような感じ。でもそこには出会いがあり、ドラマもある。
明日はどんな人物に出逢えるのか。

一期一会。
人は面白い。
人生は面白い。
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2018-12-29 11:01:57

サロメ

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何十年ぶりかにサロメ(ワイルド作)を読み返している。
出演依頼を受けたのだ。
役はユダヤの王エロド。
福田恆存の訳。
私はシェイクスピアも福田恆存さんの訳から入った。
福田恆存さんと芥川比呂志さんが主宰する現代演劇協会劇団雲の8期研究生が私大門のプロでの演劇の入り口だったからだ。
50年前には福田さんも芥川さんも現役のバリバリでした。
その劇団に入る前、早稲田の学生で演劇少年だった頃に戯曲サロメを読んでいる。
半世紀ぶりにサロメを読んだのか!?

さあて詰まらねー。

ワイルドの戯曲が、楽しめない。
面白くないのだ。
年老いて戯曲を理解できぬのか!?
学生だった昔の俺はコレを面白く読んだのか!?
世間でそれなりの評価がなければ遠い昔の異国の作家の作品が日本語(10種以上の訳が出ている)に訳されて私の前に在る筈がないのだ。
この私大門自身が解らないのであろ。
芝居の制作者はうら若い女性作家を伴っていた。
彼女に台本を書いてもらうと言っていた。
今におけるサロメに出逢いたい。
超訳を切に是非に願っています。
観客が楽しむには演じる俳優も楽しくなくては…。
もうこの年になって楽しくない芝居には出たくない。

若き女流作家に期待、胸膨らませて台本の届くのを待っている。

正明

2018-12-16 17:30:06

仲間!!(年の瀬に想うコト)

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もう直ぐ忘年会だが
我が社は毎年夏の盆には館舟を借り切って恒例の宴も催す。
会社は縁ありて同じ船に乗り合わせ共に世間と云う海を渡る仲間の集いだとの洒落である。
我が社における社員は社員ではなく仲間なのだ。
仲間が増え組織ができれば役員とやらを務める者達も現れる。
彼等は船(会社)の舵を取る立場上、他の者達(仲間)より責任は重大だ。
例えて大袈裟に捉えればもし船(会社)が沈みそうな事あらば彼等には運命を共にする位の覚悟が望まれる。
それくらいの気構えがなければ役員を勤める資格はない。
もしかの時、先に舟を降りる役員等は仲間に対して失礼極まりなかろう。
そう信じている。
上に登る程に責務は増し背負う荷も重くなるのが組織と云うモノだ
役員は常に経営者としての危機感を保つコトが望まれる。

私はそう信じています。

正明

2018-08-20 14:50:40

大損

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私の生業は俳優。
20から今の69まで俳優しか経験がない。
俳優!!
この2文字を分割すると《人に非ず人に優れる》と書くのだ。なかなかに味わい深い俳優の文字ではないか。
演じるコトの優劣には持って生まれた才能があるのだが、俳優として演じる前に不可欠必要とされるのが周りへの観察と考察の力だ。
人はどんな風に笑うのか泣くのか怒るのか?
どんな風に幸せな表情を見せるのか?
酒に酔ったらどうなる?
幸せの絶頂の表出方法は?
絶望の淵に立たされたらどんな顔になるのだ?
映画を見ても芝居を観てもこの?が頭から離れない。
好きなコトなのに心底から楽しめるコトができなかったのは私大門が俳優で観察&考察を日頃から己自身に強いているせいだった。
なんか大きな楽しみを放棄してきた。
今更に損してしまった気がしてなりません。

正明
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