将棋講座の続きです。

4五に金が出てきたため、このままでは角の頭と飛車斜め上のあたりが
突破されそうでやばいです。
5六歩は今のところ銀が守ってますが、△6六歩・▲同角・△6五銀でやばいです。
○桂馬の活用

そこで4八に桂馬を打ちました。
角の頭を守りながら、3六の歩も守りました。
桂馬と金との交換を後手がどう考えるかになります。
○垂れ歩

コンピューターが歩を垂れてきました。
持ち駒の歩をこういうふうに敵陣かその近くに打つ事を「垂れ歩」と言います。
敵側はと金になるのを阻止するためになるべく歩をとらなくてはいけなくなります。
この局面ではコンピューターがただ単にこちらの飛車を3八に動かしたいだけ
でして、動けば△2五飛車・▲2八歩で成を阻止したとしてもこちらの飛車が
ほとんど活躍できなくなってしまいます。
○馬は自陣に効かせる

馬は自陣に近づけた方が攻守両刀になります。
竜も強いですけど、攻守両刀とまではいきません。
この局面では銀が動けば香車が取れますし、かと言って銀を守る手段もないので銀は
逃げるしかありません。
○投了

2三金を打ったらコンピューターが投了してしまいました。
このように王が詰まされるまで指さないことを「投了」と言います。
ていうか普通は詰むまで指しません。
まあ確かに△同銀・▲同香・△5一玉・▲4二金以下コンピューター側は角もとられて
即詰みはないですけど、厳しい状況になります。
以上、解説を交えながら棋譜を振り返ってみました。(ちょっとはしょり過ぎですが)
ではでは。