昨日の白百合ステークスに出走したセファーラジエルは、4 馬身もの差をつけて勝ってくれました。
今までにない走りを見せてくれたことに、レース後驚きと感動がごちゃ混ぜになったことは言うまでもありません。
パドックでの雰囲気や返し馬の感じはとても良かったので、マカオンドール以外にはそう簡単に負けるとは考えていませんでした。
マカオンドールにどれだけ迫れるか、勝ち負けまで持ち込めるかというのがレース前に感じていたことです。
スタート直後に両側の馬が寄ってきて挟まれた時には、なにしてくれてんだと怒りを露にしましたが、ふと冷静になって考えると後ろからのレースでどうなのかを試せて良いかもしれないと思い直しました。
昨日の走り方を見ていて感じたのは、前走のダート戦ではストライドが伸びずにちょこまかと走っているような状態だったのが、昨日の白百合ステークスではかなりストライドが伸びて悠々と走っているように見えました。
鮫島克駿騎手が追い切りに 2 回も乗って感触を掴んでくれたことで、セファーラジエルの体の動かし方が変わったのではないかと思えたほどです。
3 コーナー辺りでマカオンドールが一気にペースアップさせ、レースが動き出したときにムチを入れながら先頭集団に追いついてきたので、最後まで脚が残るのかどうかが物凄く心配でしたが、それは杞憂に終わって鮮やかに直線で抜け出して突き放してくれました。
その時にもかなりストライドが伸びていたので、セファーラジエルの本来の走り方はこういう感じなんだろうなと思いました。
直線で右ムチを入れた時に寄れたり、ペースが緩んだ時に上手くスピードをコントロールできなくて頭を上げたりしていたように、かなり粗削りな走りでしたので、今後鮫島克駿騎手が感じている乗り難しさが解消されてくれば、もっと良くなることでしょう。
同じ出資者さんの中には、昨日のレースぶりを見て、二度と鮫島克駿騎手には乗って欲しくないという方がいるかもしれませんが、個人的には粗削りではあっても力を引き出してくれたと考えていますので、継続騎乗を希望したいところです。
この後どうなるのかはまだ分かりませんが、高柳調教師はかなり大事にセファーラジエルを走らせてくれていますので、秋まで休養させる可能性が高いかなと思いつつ、水曜日のレポート更新で次走予定が出るのかどうかを楽しみにしたいです。